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2012年11月20日火曜日

「企画展示 日本と西洋-イメージの交差」(国立国会図書館)にいってみた(2012年11月17日)



先週土曜日(2012年11月17日)、「企画展示 日本と西洋-イメージの交差」(国立国会図書館)にいってみた。国会図書館勤務の友人に、こんな展示会があると教えてもらったので。

ちょうど前日の11月16日に野田首相によって「国会解散」(=衆議院の解散)が行われたことにより、国会図書館もすいているようであった。ひさびさにいってみたので正確な情報ではないが、そんな立ち話を小耳にはさんだ。

野田佳彦は、「バカ野郎解散」の吉田茂、「郵政解散」の小泉純一郎と並んで、解散を断行した首相として歴史に残ることだろう。レトリックとして掲げた小泉純一郎とは異なり、自らが属する民主党をほんとうにぶっ壊してしまうことになる解散を断行したとして。

政治談義はさておき、さて本題に入ろう。

「日本と西洋」とは、かなり大胆なタイトルである。いやすこし陳腐なタイトルかもしれない。アジアの時代、あえて「日本と西洋」と、日本を全面に出すのは、なんだかすこしなつかしいような印象さえある。

現在のように中国が超大国として復活する前は、日本が東洋世界の代表者として西洋社会のなかで孤軍奮闘している時代がかつてあった。

首脳会議であるサミットで、米欧の西洋人の集団のなかに、日本の首相が苦笑いのようなつくり笑顔で場違いな感じで一人ぽつんと立っているという構図に、いろいろ思わされた時代に「日本と西洋」というテーマは流行っていたのであった。

だから、「日本と西洋」というタイトルは、いまどき珍しいほどアナクロニズムな響きをもっているという感じがするのだ。でも、こういうタイトル設定に意味がないわけではない。

戦国時代末期と江戸時代末期という時代の大転換期に、西洋文明の巨大インパクトを受けてきた日本にとって、このテーマは日本と日本人のアイデンティティそのものにかかわるものだからだ。

第一次グローバリゼーションによって西洋と出会った日本、第二次グローバリゼーション(・・いわゆる「開国」)後に近代化=西洋化を推進した日本である。

展示会の内容は、西洋人が日本を見てきた視点と、日本人が西洋を見てきた視点を書物と、そのなかに収録された図像で比較し、交錯させてみせるものである。いずれも国会図書館の蔵書である。

いわゆる東西交渉史をタテ軸に、視覚の歴史をヨコ軸にしてみた「日本と西洋」というべきだろうか。

この分野では、英国人の日本学者タイモン・スクリーチ氏の仕事を紹介してきた高山宏氏や、その仕事に触発されてきた田中優子氏の江戸ものが面白い。

具体的な書籍や画像ということであれば、東洋文庫や国立歴史民俗学博物館などで見ることができるので、展示品じたいは、ここだけでしか見れないといったレアなものではない。

だが、いずれも国会図書館の蔵書であることに意味がある。意外な本が所蔵されているものだと感心した次第だ。

国会図書館は日本で出版された本はすべて所蔵していることはよく知られていることで、拙著 『人生を変えるアタマの引き出しの増やし方』(こう書房、2012)もすでに所蔵されているのだが、江戸時代の和綴じ本や、同時代の西洋で出版された書籍まで所蔵されているとは知らなかった。

すでにアジアの時代といわれてひさしいが、日本が孤軍奮闘しながら西洋社会とつきあってきた近代だけでなく、前近代の西洋社会において理想化され絶賛されていた日本を知るのもいいことである。

無料の展示会であるが、訪れて損はないと思う。






<関連サイト>

「企画展示 日本と西洋-イメージの交差」(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/1196027_1376.html

日本と西洋-イメージの交差 出展資料リスト(Pdfファイル)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/list121113.pdf

国会図書館の蔵書検索ページ


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(2012年7月3日発売の拙著です)





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