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2013年9月13日金曜日

「聖徳記念絵画館」(東京・神宮外苑)にはじめていってみた(2013年9月12日)


所用があって生まれてはじめてJR中央線の信濃町駅に下車。 そのついでに神宮外苑にいってみました。

北側、すなわち信濃町駅側から神宮外苑にアプローチしたのは、今回がはじめてです。ふつうは東京メトロ銀座線の外苑前駅からアプローチすることが多いので。

 上掲の写真の建物は、聖徳記念絵画館。神宮外苑のなかにある立派な建築物です。

聖徳太子の「聖徳」ですが「しょうとく」ではありません聖徳と書いて「せいとく」と読みます。

「しょうとく」も「せいとく」もおなじく皇室に関係するものですが、ここでいう「聖徳」とは明治天皇のこと。聖にして、かつ徳のあるという、形容詞を二つ連ねた尊称です。6世紀の聖徳太子と19世紀の明治天皇では1300年離れています。

明治天皇は明治大帝といったほうがより適切でしょう。

明治時代とは、日本が国際社会のなかでの生き残りをかけて、全身全力で「近代化」に取り組んだ時代であり、日本と日本人にとってはまさに激動の時代でありました。明治天皇こそ、啓蒙思想家・福澤諭吉の有名なフレーズ「一身にして二生を経(ふ)る」を身を持って体現したシンボルといってよいでしょう。

その「近代化=西欧化」を率先垂範でリードしたのが啓蒙君主としての明治天皇とその皇后であった昭憲皇太后。ともに洋装に身を包み、欧化生活を国民全般に浸透させるべくみずからが模範となったお二人でありました。

 (聖徳記念絵画館パンフレットより)



(聖徳記念絵画館パンフレットより)


「この建物は明治天皇・昭憲皇太后お二方御一代の輝く御業績を後世に伝えるために造営されたもので、80枚の壁画は当代一流の画家が心血注いで描いたものであります」と、チケットのうらの説明書きに書いてあります。

80枚の壁画の半分は日本画で、のこり半分は洋画です。明治天皇の治世の前半は日本画で、後半生は洋画で描かれています。まさに、「一身にして二生を経(ふ)る」ですね。

明治大帝の聖徳を顕彰し、その一代記を描いた歴史絵画を収納するためだけに造営された美術館! ある意味では、ものすごくぜいたくな美術館なのです。

内部の撮影ができないので紹介できませんが、それはもう立派な建築物です。大正15年の完成で、関東大震災の時点では基礎工事は終わっていたので5カ月の中断ののち建築は続行されたと説明文にありました。


(聖徳記念絵画館 正面ファサード)

日本が洋風建築を受け入れたうえで、そのうえで日本の洋風建築を意図したとのことです。一言でいえば和風テイストの洋風建築となるのでしょうか。これ自体が明治時代の学習成果というべきでしょう。

明治天皇の愛馬の剥製と骨格標本が、とくに興味深い展示品でありました。愛馬・金華山号は身長150cmと小柄ですが、アラビア馬が導入されて改良がおこなわれた以前の日本馬は、そんな小さくても力持ちの馬が普通だったわけですね。大演習においても動揺だにしなかった愛馬。その愛馬の死に際してはねんごろに葬ったとのことです。

明治神宮はなんども訪れていますが、聖徳記念絵画館が神宮外苑にあるということを知ったのはつい最近のことで、しかも信濃町駅から近いということことから、今回はじめての訪問となりました。

「王政復古」や「岩倉使節欧米派遣」など歴史の教科書にも採用されている歴史絵画の実物がこの絵画記念館には収蔵されています。明治を感じるためにも、ぜひ一度はこの「生きた明治時代史」を見ておくべきでしょう。

施設維持協力金(=入場料)は500円。館内にはエアコン設備がありませんので、夏季には紙おしぼりを受付で無料でいただけます。

(国際赤十字のファンドである「昭憲皇太后基金」の献金箱)


<関連サイト>

明治神宮外苑|聖徳記念絵画館

Empress Shoken Fund(「昭憲皇太后基金」 英語
・・「昭憲皇太后基金は、明治45年(1912年)にワシントンにおいて第9回赤十字国際会議が開催された際、昭憲皇太后が赤十字の平時事業を奨励する思し召しをもって国際赤十字に10万円(現在の3億5千万円相当)を寄付され、これを基に創設されました。赤十字が戦時の活動を中心としていた時代、今日の開発援助を先取りする本基金の創設は極めて画期的なことでした」(日本赤十字社のプレスリリースより) ことしで基金の設立101年。
"May benevolence be the cornerstone of the solidarity of people's hearts." (Translation of poem by Empress Shôken)

なお、この件については 「エンプレス・ショーケン・ファンド」(Empress Shoken Fund)を知ってますか?-国際社会における日本、その象徴である皇室の役割について知ることが重要だ という記事をあらたに執筆したのでご参照いただけると幸いである。2014年4月11日で昭憲皇太后が崩御されてから100年。明治神宮では昭憲皇太后百年祭が行われました。 (2014年5月20日 記す)








<ブログ内関連記事>

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新緑の風に誘われて明治神宮を参拝

「法務資料展示室 メッセージギャラリー」(法務省)は、「法化社会」の実現が日本近代化の重要な一側面であったことを実物資料をつうじて教えてくれる

「下野牧」の跡をたずねて(東葉健康ウォーク)に参加-習志野大地はかつて野馬の放牧地であった
・・日本馬について

陸上自衛隊「習志野駐屯地夏祭り」2009に足を運んでみた
・・日本の軍馬と騎兵隊について

冬の日の氷雨のなか、東京のど真ん中を走る馬車を見た

書評 『日本近代史の総括-日本人とユダヤ人、民族の地政学と精神分析-』(湯浅赳男、新評論、2000)-日本と日本人は近代世界をどう生きてきたか、生きていくべきか?

「近代洋画の開拓者 高橋由一」(東京藝術大学大学美術館 上野)にいってきた-アナログ写真よりも長い生命力をもつ明治の洋画を見るべきだ!


(明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 明治神宮 2010年)





(2012年7月3日発売の拙著です)





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