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2015年1月16日金曜日

ブラック・シープ(black sheep)という英語表現がある-「白い集団」のなかの「黒一点」とは? 

(「黒一点」のブラックシープ wikipediaより)

2008年のリーマンショック後に「ブラックスワン」というコトバが流行した。「金融マーケットでは、事前に予測できないが、じっさいに発生したときの衝撃が大きいこと」という意味である。「ありえないことが起こる」という意味の比喩的表現である。

「ブラックスワン」とは「黒鳥」のことだが、そうめったに目にすることはない。日本では2009年に翻訳が出版された『ブラック・スワン-不確実性とリスクの本質-』(ナシーム・ニコラス・タレブ、ダイヤモンド社、2009)で有名になったが、原著は2006年に出版されている。


この本が出版されて以来、ビジネスパーソン、とくに金融関係者であれば「ブラック・スワン」がいかなるものか知らない人はいないと思う。2010年には『ブラック・スワン』という映画も公開されている。だがこちらは、バレエの世界を描いたサイコスリラーである。チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「白鳥の湖」に対して、文字通りの「黒鳥」だ。


英語世界では以前から「ブラック・シープ」(black sheep)という表現が使われてきた。「黒羊」のことだ。

黒いヒツジとは、「黒一点」。「白い集団」のなかの「黒一点」で目立つこと。いい意味ではなく、悪い意味で目立つこと。アンデルセンの童話に『みにくいアヒルの子』というのがあったが、意味合いとしては近い。童謡集の『マザーグース』には「めえ、めえ、くろいヒツジさん」(Baa, Baa, Black Sheep)というものがある。

英語世界では、一般的に「ブラック」(=黒色)にはあまりいい意味合いはない。たとえば、ブラック・キャット(=黒猫)には不吉なイメージがつきまとう。黒色がもつ意味が日本と西欧では重なる面が多いので、日本人にもニュアンスは伝わる。ちなみに、朝鮮半島では喪服は白であって黒ではない。

ブラック・パンサー(=黒豹)は、不吉というよりも精悍なイメージがあるのが面白い。1960年代の黒人の過激な解放運動の自称だが、黒人がみずからをブラックと自称するようになって逆手にとった表現だ。

「ブラック企業」というのは和製英語であって、日本のみ使用される用法だ。英語なら、製造業の場合スウェット・ショップ(sweat shop)という表現が使用される。したがって、「ブラック企業」をそのまま英語に直訳すると誤解を生む恐れもある。

ブラック・タイガー(=黒虎)というのは見たことはないな。いや、これは東南アジアの養殖エビの名称であったか(笑) 同様に黒豚は日本ではうまい豚肉の代名詞でもある。

日本語には「紅一点」という表現があるが、これは男子の集団のなかの女子一人という意味だ。こちらには悪いニュアンスはない。逆の状況をさして「白一点」といってもいいと思うのだが、こちらはほとんど耳にすることはない。

色についての人sきというのは言語によって異なる面もあるので、なかなか直訳しても通じないものがあることには注意したいものだ。





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(2012年7月3日発売の拙著です)












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