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2015年8月11日火曜日

映画 『ラブ&マーシー 終らないメロディー』(アメリカ、2015)を見てきた(2015年8月7日)-ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの人生を描いたヒューマンドラマ


映画 『ラブ&マーシー 終らないメロディー』(アメリカ、2015)を角川シネマ有楽町で見てきた(2015年8月7日)。ビーチボーイズを代表するブライアン・ウィルソンを描いたヒューマンドラマである。

アメリカといえばカリフォルニア、ウェストコースト(=西海岸)のカリフォルニアといえばビーチボーイズ。これがわたしのなかの固定観念である。1980年代前半に大学時代を過ごしたわたしにとって、ビーチボーイズは同時代というよりも先行世代のものなのだが、海とビーチが大好きな親友の影響で聴くようになったのだ。

その結果、ビーチボーイズによってアメリカ=カリフォルニアという固定観念が出来上がってしまったようだ。じっさいにアメリカにはじめて足を踏み入れたのは大学を卒業してから5年後の1990年のことだったが、サンフランシスコ周辺のバークレーで過ごした約2ヶ月のあいだ、カルチャーショックを感じたことは一度もなかった。

厳密にいえばビーチボーイズは南カリフォルニアではあるが、北も南もカリフォルニアという共通性は多い。それが証拠に(?)、アメリカ東海岸に移ってからは、カルチャーショックの連続であった。


そんなわたしにとって、ビーチボーイズをテーマにした映画なら見に行かないわけがない。

だが、ビーチボーイズのサウンドあふれるこの映画は、ブライアン・ウィルソンというミュージシャンの苦闘を描いたものだった。ひさしくビーチボーイズを聴いていなかったわたしは、ブライアンがこんな人生を歩んでいたとは、まったく知らなかったのだ。

天才ミュージシャンといわれたいたブライアン。ビーチボーイズ・サウンズの商業音楽としての成功と、ブライアンのアーチストとしての本能がぶつかることになたのは、ある意味では当然といえば当然だったのか。メンバーとのあつれき、あまりにも厳格な旧世代の父親との衝突。これらのコンフリクトから逃れるために手を出した LSD の中毒となり、その影響は曲作りにまで及んだだけでなく、最終的に人格も家庭生活も崩壊させてしまう。背景には、カリフォルニアの1960年代から70年代にかけてのドラッグカルチャーがある。

精神疾患となって久しい中年男ののブライアンは、最終的に一人の女性の存在によって救われ、人生を取り戻すのだが、その精神疾患からの脱出プロセスがこの映画のメインテーマである。

ブライアン役は、二人一役で演じられる。ビーチボーイズ絶頂期の若き日のブライアンと精神疾患状態の中年男のブライアン。光と影のコントラストのはっきりした存在が、振り返りと現在進行形の映像としてくり返しくり返し交互に登場する。容貌も大きく異なる二人の個性的な俳優によって演じられるのだが、不思議に違和感がない。

「ラブ&マーシー」は、オリジナルの英語タイトルでも同じく Love & Mercy である。日本語でいえば「愛と慈悲」となる。日本語にしてしまうと仏教みたいな響きがあるが、べつに仏教であろうがキリスト教であろうが、あるいは宗教とはいっさい関係ない次元でも、「愛と慈悲」は人生においてきわめて大切なものだ。

精神疾患で薬漬けにされたブライアンに対する女性の感情は、Love(=愛)なのか、それとも Mercy(=慈悲)なのか? それともその両方か? ラブとマーシーの違いとはいったい何か?

ビーチボーイズにはとくに関心がなくても、この「ラブ&マーシー」というタイトルが意味しているものを考えながら、この一人の天才ミュージシャンを主人公にしたヒューマンドラマを見ることに意義があるのではないのだろうか。

ヒューマンドラマとしてすばらしい作品である。







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