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2017年8月7日月曜日

『正論』最新号(2017年9月号)に拙著の「書評」が掲載されました-「まことに厄介な、かつスリリングな歴史書」


月刊誌『正論』の最新号(2017年9月号)に、2017年5月19日出版の拙著『ビジネスパーソンのための近現代史の読み方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2017)の「書評」が掲載されてます!

掲載されているのは「読書の時間」の欄の筆頭。見開き2ページにわたっての掲載です(P.326~327)。

「逆回し」の本質を的確に指摘された好意的な「書評」は、著者としてはうれしいものです。

ぜひ『正論』でご覧になってください!






■「書評」に触発されたあらたな「読み方」

「書評」を繰り返し読んでみて、「なるほど!こういう読み方もあるのか!」と著者自身が勉強になったという思いがしました。

「逆回し」の意味を的確かつ、著者であるわたくしも思いつかなかったような観点で見抜いてくれてます。

「現在」への関心から出発しなければ、歴史を知る意味はないというのは、わたしが拙著で強調した姿勢ですが、このために採用したのが「逆回し」という方法論「書評」に触発されて、以下のようなことがアタマに浮かんできました。

「逆回し」の歴史によって、歴史は過去から未来に向かって直線的に進んでいくという「進歩史観」や「自虐史観」、さらには「贖罪史観」にとどめを刺すのではないか、と。「書評」ではそこまで踏み込んで書かれているわけではありませんが、わたしの解釈も間違っていないのではないかな、と。

「グローバリゼーション」が行き着くところまで行ってしまい、地球全体がほぼ網の目のようにつながってしまった現在、かえって「ネーション」が浮上してくるという逆説。

地球が一体化するという「グローバリゼーション」によって一つに」「収斂」(しゅうれん)すると思われた「歴史」が、ふたたび「ネーション」やその他の小さな単位によって、」それぞれのロジックに従って「拡散」していくという逆説。

である以上、中国共産党の主張する歴史観と、いまこの日本に生きる日本人ビジネスパーソンの歴史観が一致しないのは当然といえば当然です。歴史は「複雑系」であるだけでなく、「歴史は一つではない」、ということですね。

歴史は、一義的に決定してしまうものではありません。確率論的に見なければならないのです。



「まことに厄介な、かつススリリングな歴史書」

「書評」の末尾の締めの一文がまたすごい。「まことに厄介な、かつススリリングな歴史書を書いてくれたものである」。著者としては、面映ゆい思いをするばかりです。

「ビジネス書」というよりも「歴史書」として取り上げていただいた、ということですね。

このような「書評」をいただき、著者冥利に尽きるというもの。 「逆回し」の本質を的確に指摘された好意的な「書評」に感謝するばかりです。






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2017年5月18日に5年ぶりに新著を出版します-『ビジネスパーソンのための近現代史の読み方』(佐藤けんいち、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2017)




(2017年5月18日発売の新著です)


(2012年7月3日発売の拙著です)







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