2024年10月31日木曜日

痛風のクスリからの解放まであと1年、されど・・・ 「薬漬けの人生」など、まっぴらごめんだ!

 

痛風が発症して痛い思いをして、医者で処方された治療薬を飲み始めて4年経過した。本日、3ヶ月定期検診の際に質問したら「あと1年」と医者から言われた。「まだ1年」と捉えるか「あと1年」と捉えるかで気持ちは大いに異なるが、あと1年くらいなら我慢して最後まで通院することにしよう。薬漬けの人生よさらば、と早く言いたいものだ。

ところが、「あと1年で解放!」と喜んでいるのに、「コレステロール値が高い」とぐだぐだ言われたのには、なんかムカつくものを感じた。

「薬漬けにはなりたくないので、コレステロールを下げるクスリなど絶対に飲みません」と言い切ったが、それでもまだ言ってくる。

そこで、「コレステロール値が高いと、なにが問題なのですか?」とこちらが質問したら、即座に「血管がつまる原因になる」という。

そこでこちらは、「血液をさらさらにするために、タマネギをナマで食べている」と切り返す。「薬漬けの人生」など、まっぴらごめんだ。


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2024年10月26日土曜日

映画『ドナルド・トランプの野望 大統領になる男の非公認ドラマ』(2005年、米国)ー「ドナルド・トランプ」という「パーソナル・ブランド」の形成、そして虚像が実像化していくプロセスについて(2024年10月26日)




大統領選に登場し、大統領選を勝ち抜いたのが2015年のことだだったから、その10年前に制作されたものだ。日本で公開されたのかどうかは知らないが、いまこの時点で視聴しても面白い映画だった。英語も聞きやすい。 

要約してしまえば、「トランプ帝国の興亡とドナルド・トランプの復活」ということになろう。1980年代のニューヨークで不動産デベロッパーとして名をはせたドナルド・トランプ。毀誉褒貶(きよほうへん)あいなかばする彼だが、やり手のビジネスマンであったことは変わりない。 

1990年前後がその絶頂期であり、当時アメリカにいたわたしもまた、トランプのことは絵に描いたような成功したアメリカ人ビジネスマンとして見ていた。わたし自身はいってないが、友人はアトランティック・シティにあったトランプのカジノに行ったことがあるといっていた。そんな時代だった。 

銀行から融資で成り立っていた不動産ビジネスだが、綱渡り状態となっていた資金繰りがうまくいかなくなり破綻。右腕となっていたビジネスパートナーの事故死がもたらしたものだった。そして、私生活もまた破綻。日本もまたバブル時代とその崩壊を経験している。 

だが、そんな状況のなかにあってもカムバックできたのは、あくまでも「ドナルド・トランプ」という「パーソナル・ブランド」にこだわったことにある。 

一般的な考えでは、ブランドに瑕疵(かし)が生じたら、ブランド価値の毀損(きそん)となるものだが、彼の場合はそんな状況さえ逆手にとって、自分に有利になるほうに転換させたのだから、なかなかのものである。 

映画では、1990年代後半の「トランプ復活のプロセスの始まり」までが描かれている。転機となったリアリティショー「アプレンティス」への起用がそれだ。 "You're fired."(お前はクビだ)の決めゼリフで有名になったが、本人は「クビを切るのは好きでない」といっており、それが虚像であるにしても、自己演出能力にすぐれた人物であることがうかがわれる。 

「ドナルド・トランプ」というパーソナル・ブランドにあらたな要素が付加されることになったわけだ。そして虚像が実像化していく。 

***** 

映画が終わったと思ったら、いきなり『ドナルド・トランプ 世界支配への道 シーズン1』というドキュメンタリーが始まってしまったので、つづけて視聴することに。第1部が50分、第2部が36分。 

内容的には、ドナルド・トランプ復活のプロセスが描かれているが、リアリティショーからプロレス興行の世界へ、そしてソ連崩壊後のロシアビジネスについて、その真相に迫るものであった。 

トランプのロシアビジネスは、ソ連崩壊後に浮上したオリガルヒを中心とした胡散臭い人脈によって形成されており、2014年のプーチンによるクリミア侵攻に対して、オバマ大統領が発動した経済制裁で打撃を被っている。 

なるほど、トランプにとってオバマが不倶戴天の敵であることがよくわかった。ルサンチマンが大統領選出馬の原動力のひとつであったことは間違いない。 大統領選と大統領になってからが、日本でもよく報道されるようになったが、トランプとロシアの関係については、今後も要注視であろう。 

さて、映画からドキュメンタリーまで連続して3時間超をぶっつづけで視聴して、すっかりくたびれてしまった。 


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