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■こんなすごい日本人がこの地球上にいるのだ!■
インド在住40年、新仏教の創始者アンベードカル博士の衣鉢を”勝手に”継いだ日本人僧侶・佐々木秀嶺の波乱万丈の人生。
被差別民のヒンドゥー教から仏教への改宗と教育を先導、自らもインドに帰化し、日本人であるにもかかわらずインド宗教界を代表する人物(!)として、政府関係者にも知己の多い、まさに巨大なスケールの日本人が佐々木師その人である。
その生きざまは、佐々木師が自らが語るように、カルマ(=業)を断ち切るのが動機だったとはいえ、まことにもってすさまじい。
まさに大乗仏教でいうところの捨身行の実践の毎日、ブッダの道を求道する生けるカリスマは、本書のタイトルに見事に言い尽くされている。
「男一代菩薩道」は、この巨大で、得体のしれない人物に驚嘆し、その生きざまに圧倒され、魅了され、追いかけ続けた若き映像プロデューサー自身の人間的成長の記録でもある。
そばにいるだけで人を巻き込み、感化するチカラ・・・こういう人物に出会った著者は幸せだったのか、そうでなかったのかは、私の預かり知るところではない。
しかし、こんなすごい日本人がこの地球上にいるのだ、という事実を伝えたいという気持ちが本書を書かせたことは間違いない。
取材対象となった佐々木師に劣らず熱い思いをもつ著者のメッセージを正面から受け止めてほしい。
<初出情報>
■bk1書評「こんなすごい日本人がこの地球上にいるのだ!」(2009年7月23日掲載)
目 次
第1章 取材には一人で来なさい
第2章 インド到着、デリーからナグプールへ
第3章 インド仏教徒の都、ナグプール
第4章 インド国籍取得、大菩提寺奪還闘争
第5章 龍樹菩薩の地、マンセル遺跡へ
第6章 永遠の求道者、佐々井秀嶺
第7章 ナグプールに生きる仏教徒たち
第8章 仏教徒の祭り「大改宗式」始まる
第9章 帰国、そして番組放映
第10章 再び、ナグプールへ
著者プロフィール
小林三旅(こばやし・みたび)
テレビ番組ディレクター。1972年生まれ。東京都文京区出身。明治大学文学部文学科演劇専攻を卒業後、テレビ番組制作会社に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。
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(2015年7月22日 項目新設)
(2017年9月10日 情報追加)
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