2009年7月4日土曜日

アメリカ独立記念日(7月4日)


          
 本日7月4日は、アメリカ独立記念日である。
 Independence Day といって、米国では祝日である。

 1776年7月4日、アメリカ独立宣言が発布された。
 ちょうど1976年7月4日、「アメリカ建国200年祭」にあたり盛大な祝祭が行われたのを記憶している。
 いまはなきNHKラジオ教育番組 『続・基礎英語』では、教材として取り上げており、その際 Bicentennial という単語を覚えた。めったに使う英語ではないが、その当時の記憶とともに思いだされる、なつかしい英単語である。マーシャ・クラカウワーがレギュラー出演していた番組である。

 いまから思えば1976年は平穏無事な年であった。ベトナム戦争もすでに終結し、厭戦ムードの高まる中、民主党から出馬したジミー・カーターは本当は海軍兵学校卒業の潜水艦乗り出身なのだが、アトランタのピーナツ農園の農場主としての側面を強調されていた。
 3年後の1979年イラン革命が勃発、サウジアラビアのメッカ占拠事件、そして年末のソ連によるアフガン侵攻と、情勢は一気に激動モードに突入していった。
 イランの米国大使館人質事件解決の不手際を責められたジミー・カーターは再選されることなく大統領職から去り、以後共和党による政権が、ロナルド・レーガン、ブッシュ・シニアと続くこととなった。

 『インデペンデンス・デイ』というとハリウッド映画でしょ、というのがいまの反応だろう。私としては、トム・クルーズ主演の『7月4日に生まれて』を挙げたいところだが。

 時差があるから現時点ではアメリカではどういう反応なのか知らないが、いずれにせよ本日は建国223年目である。
 建国200年の頃に比べると、日本でも手放しで礼賛する人もはるかに減ったような気もする。それだけ米国のパワーにも翳りが見えるということなのだろうか。

 私自身、自分の国ではないので、特に祝うつもりはないが。






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