2009年12月19日土曜日

「空気は読むものじゃない、吸うものだ」(笑)


      
 ネット上で名言(迷言?)を発見した。

 「空気は読むものじゃない、吸うものだ

 某理系男子の発言である。座布団三枚、に値するな(笑)。

 この国の閉塞感をもたらしている原因のひとつに「空気」の存在があることは、このブログでも『「空気」と「世間」』(鴻上尚史、講談社現代新書、2009)の書評などをつうじて何度も書いてきた。

 とくに若者たちが「空気」を読め、という見えない圧力のなかで萎縮している状況は、看過できないものがある。
 もちろん「空気」は読めた方がいいにきまっているが、とはいっても「空気」を読んでばかりしているのでは、生産的な議論はいつまでたってもできやしない。

 そんな状況でこの名言(迷言?)を口にしてみてはどうだろうか。

 「空気は読むものじゃない、吸うものだ

 出典は、日経ビジネスオンラインに掲載されている、「理系クンが書くマニュアルが読みづらい理由『私の夫は理系クン』鼎談・その1」である。

 もちろん、「空気は読むものじゃない、吸うものだ」といったとき、その場の「空気」がどうなるか、当方はいっさい関知しない。
 「空気」が一気になごむかもしれない。あるいは、「空気」が一気に冷え込むかもしれない。

 誰か試してみませんかね(笑)。