(ベトナムはホーチミンでタイガー・ビア!)
「タイガー・カー」につづき、本日もまたまたシンガポールから「タイガー・ビア」(Tiger Beer)。
東南アジアのビールのチャンピオン、「タイガー・ビア」はアジアを代表するブランドの一つだろう。
ダークブルーの背景に、椰子の木の下で吠えるトラがトレードマークのビール。
「タイガー・ビア」は、アジア・パシフィック・ブルワリーズ社(Asia Pacific Breweries Limited : APB)がもつ世界的なビールの銘柄である。
英国植民地時代の1931年にFraser and Neave Group とハイネケン社のJV(合弁企業)として誕生、「タイガー・ビア」はその翌年の1932年に誕生したから、今年ですでに78年の歴史をもつ。
APB は設立当時は Malayan Breweries Limited (MBL) という社名だたが、1990年に現在の APB に社名変更した。シンガポールがマレーシアから独立したのは1965年である。
現在では、シンガポール証券取引所(SGX)に上場している。
アジアを中心に、米国や欧州も含めた60カ国で展開している。そのなかでも、シンガポール、カンボジア、中国、インド、ラオス、マレーシア、モンゴル、ニュージーランド、パプアニューギニア、スリランカ、タイ、ベトナムでは、ビール醸造工場をもっている。
冒頭に掲げた写真は、ベトナム南部のホーチミン・シティ(HCM)で撮影したものである。ベトナムでも地場ビールはあるものの、タイガー・ビアの勢いはすさまじい。
東南アジアを席巻する「タイガー・ビア」、そもそもシンガポールは市場としては小さいので、ずいぶん以前から飽和状態であろう。
積極的に東南アジア市場を開拓すべく、マーケティングの大攻勢をかけている。
先にも触れたベトナムだけでなく、タイでも、ミャンマーでもタイガー・ビアの大攻勢が続いている。タイやバトナムにはビール工場がるが、ミャンマーでは地場のビール会社がライセンス生産していると聞いた。
(タイはバンコクでタイガー・ビアで乾杯!)
(やっぱり本家本元シンガポールでタイガー・ビアで乾杯!)
そういえば、かつて悪役でならしたプロレスラー、タイガー・ジェット・シン(Tiger Jeet Singh)はシーク教徒なので、名字はシーク教徒共通のシン(Singh)である。これはいうまでもなくシンガと同じで、獅子やライオンの意味。リング名にトラとライオンを含んでいるわけだから、いかにも獰猛で強そうだ。
「タイガー・ビア」は、東南アジアの気候のなかで飲むビールなのだろう。東南アジアで飲むと実に美味いのだ。沖縄の「オリオン・ビール」は沖縄で飲んでこそ美味いと感じるのと同じかもしれない。
私はいまだ欧州や米国ではタイガー・ビアを見たことがない。不勉強(?)であると反省。
もちろん日本でもシンガポール料理店にはおいているのでたまに飲むのだが、なんかあまりうまいと感じないんだなあ・・・日本ではライセンス生産もされていないので、シンガポールから輸入の缶ビールのみ。
というわけで、「タイガー・ビア」での乾杯は、しばらくおあずけだ。
PS シンガポールの写真を追加しました(2014年1月20日)
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(2012年7月3日発売の拙著です)
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