2013年5月28日火曜日

ことしも「初ネコ」の季節-ミケネコの子どもはミケネコとは限らない


ことしも「初ネコ」の季節になりました。

写真の上にはミケネコ(三毛猫)の母。
写真の下にはキジネコ(雉猫)の子ネコ。

子ネコは見事なまでに保護色となってます。
ことし生まれた子ネコです。見えますか~?



ノラネコ親子です。母子ですね。

ミケネコの子どもがミケネコとは限りません。
なぜならミケネコにはオスはほとんどいないからです。
ミケネコのオスは、1000匹に一匹程度の希少性なのだそうです。

つまりこの子ネコの父親はミケネコではなく
ごくふつうのキジネコのようです。



ミケネコは英語では Calico cat (キャラコ・キャット)と言うそうですが、
日本ではあたりまえのようにどこにでもいるミケネコも
日本以外では希少性があるのだそうです。

ミケネコはほとんどがメスであるという事実、
これは遺伝学で説明できるようです。

wikipediaには以下の説明があります。

オスの三毛猫が生まれる原因は、クラインフェルター症候群と呼ばれる染色体異常(X染色体の過剰によるXXYなど)やモザイクの場合、そして遺伝子乗り換えによりO遺伝子がY染色体に乗り移った時である。

もしこの子ネコが三毛猫であったなら、
ほぼ100%の確率でメスであるということになるわけです

ネコにかんする知識も深掘りすればするほど、
さまざまな学問分野にかかわってくるわけです。

たじかがノラネコ、されどノラネコ、ですね。






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