一年に一度の楽しみが『きのう何食べた?』の単行本発売。今回はなかなか発売が遅れていたような・・・
カバーの色が⑦から変わったことに気がつきました? ⑧はグリーンですね。①から並べてみるとよくわかります。
最新刊の⑧で取り上げられているのは、以下のような料理。
とうふとなめこのみそ汁
ほうれん草の梅びたし
カキフライ
かみなりこんにゃく
おでん
春菊のおひたし
などなど・・・・
(⑦の巻末にある⑧の予告)
いまの季節はなんといってもカキフライが旬ですね! 熱々のカキフライからジューシーなうまみ汁がでてくるのを食べるのは、ほんと冬の醍醐味ですね。
そしておでん。おでんを下ごしらえからつくるなんてことは考えたこともなかったので、そこまでやるのか(!)という驚きも。いまはおでんといえばコンビニで買うものですし、あるいは調理済みのレトルトを温めるだけということが多いのではないでしょうか。子どもの頃は、お小遣いの50円玉一つで屋台で買うのが楽しみでしたが・・・
「シロさ~ん、今日のごはん何?」
「悪いけど 今日は俺の好きな物 オンパレードだぜ!
ホタイルイカのぬたに 菜の花のおひたし それにしらすと三つ葉の卵とじだ!」
「シロさ~ん、どーしてシロさん そーいう おじさん通り越して おじーちゃみたいな献立作るの!?」
「何だよ でも全部 お前も好きだろ!?」
「でも油全然 使ってないじゃん!!」
このくだり(P.131~132)を読んでいて思わず笑ってしまいました。このメニュー、わたしも好きなので。
カバーの色が⑦から変わったので、もしかしたら大きな変化が現れるのかな?と思ってましたが、行きつ戻りつ、「京都旅行」など劇的な変化か?と思えば、また日常に戻る。そんな繰り返しの日々がつづきます。
そうですね、主人公たちは設定されてますが、ほんとうのテーマは料理をつくって食べること。
料理をつくって食べるのが「主食」であり「おかず」というストーリーマンガなのでありますね。
次巻の⑨が楽しみです。また来年のお楽しみ!
著者プロフィール
よしなが ふみ 東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。現在、白泉社「月刊メロディ」で『大奥』を連載中。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。 ほかの作品に、『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。
<関連サイト>
きのう何食べた?"なにたべ"公式ブログ
きのう何食べた? / よしながふみ - モーニング公式サイト
<ブログ内関連記事>
『きのう何食べた?⑦』(よしなが ふみ、講談社、2012)-主人公以外がつくる料理が増えてきてちょっと違った展開になってきた
(2022年12月23日発売の拙著です)
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