2014年6月13日金曜日

日本時間2014年6月13日(金)に FIFAワールドカップ・ブラジル大会関連が開会!-ブラジルは日本からみれば地球の裏側だ


本日(2014年6月13日)は「13日の金曜日」。べつにうれしいわけではないが、英語でいう TGIF が TGIF だけでなく the 13th となるわけだ。こういうときに英語だと表現しやすい。

だが、よりによってなぜこんな日にワールドカップの開会日があるのだと思ったら、それは日本時間の話であって、日本から見れば地球の裏側(!)にあるブラジルはまだ6月12日なのであったというのが話のオチ(笑)

日本とブラジルの時差は12時間日本のほうがちょうど半日だけ先に進んでいるということだ。だから日本の午前9時はサンパウロや首都ブラジリアでは前日の午後9時となる。これはわかりやすい。

とはいえ、中継時間の関係で日本代表戦を見るのも大変そうだな。初戦のコートジボワール戦は、日本時間の 6月15日(日)午前9時からだから助かるのだが。



4年がたつのは早い。前回の南アフリカ大会からもう4年もたったのか! ついこないだだったような気もするのだが・・

ブラジルではワールドカップ開催に反対するデモやストライキが多発していて、ワールドカップ支持率は50%を切っているなどという報道が日本でもされていたが、なんのことはない、いざ開催間近ともなればお祭り好きなブラジリアンのこと、すでに盛り上がり始めている。

これでブラジルが勝ち進めば言うことなしとったところだろう。しかし負ければ・・・



(wikipedia より ブラジル大会の公式ロゴ)



2014年にワールドカップ、2016年にオリンピック、と続けば、ホップ・ステップ・ジャンプの三段跳びのような発展イメージを描きたくなるが、どうやら招致が実現した当時の輝かしいブラジルの未来イメージが色褪せ始めているような感じがなくもない。もはや誰も新興国の頭文字をあわせた BRICs(ブリックス)などとクチにしなくなっている。

いまからちょうど60年前の1954年のワールドカップ・スイス大会ではドイツがハンガリーを下して優勝、「ベルンの奇蹟」として敗戦国ドイツの国民に勇気を与えたが、その4年前のブラジル大会では開催国のブラジルは、優勝戦でウルグアイに敗れ去った。「マラカナンの悲劇」というやつである。

はたして2014年ワールドカップブラジル大会でブラジルの「カナリア軍団」は優勝できるのだろうか?

日本代表チームも気になるが、ブラジル代表もまた気になるところだ。初戦のクロアチア戦は逆転で 3-1 で下したが、もちろんネイマールをはじめとする選手たちのプレイそのものも楽しみだ。



PS 準決勝に進んだブラジルだが対戦相手のドイツに 7-1 で大敗

惨敗というべきだろう。いや殺戮というべきか。準々決勝でネイマールを骨折負傷のため欠き、ディフェンスの要のキャプテンを警告の累積で欠き、万全の体勢ではなかったとはいえ、あまりにも無惨すぎる負け方。見るに忍びない試合であった。開催地のホームで敗退するという「悲劇」、ブラジルはまた繰り返してしまった。 (2014年7月9日 記す)。





<関連記事>

コラム:ブラジルW杯、投資家は「惨敗」に期待 (ロイター、2014年6月12日)
・・「ブラジルの株式市場では、ルセフ大統領の支持率が下がるたびに、ブラジルのボベスパ指数が上昇している。投資家は明らかに、今秋の大統領選でルセフ陣営が敗れ、実験的な経済政策に終止符が打たれることを望んでいるようだ。政権交代を確実にするには、選挙までに同国経済に関する悪いニュースがいくつか出てくるだけでは十分ではない。W杯ブラジル大会が「惨敗」に終わることが必要だ」  こういう見方もある

WORLD CUP   It’s Brazil’s World Cup to Lose By NATE SILVER 2:09 PM JUN 9, 2014
・・『マネーボール』のモデルにもなった統計分析家ネート・シルヴァーの予測。ブログの投稿は、2014年6月9日時点。日本が属するC組はもっとも弱いグループだが、日本が勝てる見込みは統計的にみて小さそうだ。


<ブログ内関連記事>

書評 『サッカー狂の社会学-ブラジルの社会とスポーツ-』(ジャネット・リーヴァー、亀山佳明・西山けい子訳、世界思想社、1996)-サッカーという世界スポーツがブラジル社会においてもつ意味とは?

書評 『W杯に群がる男たち-巨大サッカービジネスの闇-』(田崎健太、(新潮文庫、2010 単行本初版 2006)-全世界にまたがるサッカービジネスの舞台裏を描いたノンフィクション

『Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー)  2011年3月10日号 特集:名将の言葉学。-2011年のリーダー論-』

「サッカー日本代表チーム」を「プロジェクト・チーム」として考えてみる

コトバのチカラ-『オシムの言葉-フィールドの向こうに人生が見える-』(木村元彦、集英社インターナショナル、2005)より
・・サッカー日本代表監督であったオシム

書評 『日本は、サッカーの国になれたか。電通の格闘。』(濱口博行、朝日新聞出版、2010)

女子サッカー・ワールドカップで 「なでしこジャパン」 がついに世界一に!(2011年7月18日) 

「JICA横浜 海外移住資料館」は、いまだ書かれざる「日本民族史」の一端を知るために絶対に行くべきミュージアムだ!
・・ブラジルと日本の縁は深い。ブラジル出身の日本人選手もまた少なくない

「13日の金曜日」-2011年5月13日(金)のこと

TGIF 「ああ、やっと金曜日!?」 いいえ、Twitter, Google, iPhone and Facebook の頭文字が TGIF

(2014年6月16日 情報追加)




(2012年7月3日発売の拙著です)






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