(東京湾岸の千葉県船橋市にて筆者撮影)
すでに数日前から雪が予測されており、前日には雪の情報でもちきりであったが、じっさいに雪が降るのをこの目でみるまでは安心(?)できないものだ。天気予報では真夜中から降るとはいっていたが、早朝5時に起床した時点ではまだ降っていなかった。
降り出したのは、明け方になって気温が下がってからだった。11月に初雪とは!
「54年ぶり」という表現に反応してしまうのは、東京で前回の「11月の初雪」のあった1962年は、わたしが生まれた年でもあるからだ。今年2016年で、わたしは54歳になるということだ(・・誕生日は来月12月の6日なので、現時点では53歳)。
しかも、積雪となると、明治8年(1875年)に観測が始まって以来らしい。ということは、141年ぶりということではなく、もしかするとまったくの初めてのことになるのかもしれない。すくなくとも現在に至るまで観測データがないからだ。
以上、雪じたいは東京であっても、南関東全体であっても初雪であることには変わりない。
「54年ぶりの11月の初雪」、「観測史上はじめての11月の積雪」。54年前と同様、ことしの冬は寒いのかもしれない。とすると、地球温暖化で冬が寒くなくなったという言説には疑問を感じなくはない。
はたして真相はどうなのだろうか? これは、じっさいに12月、1月と体験してみるまではわからないことだ。
(追記)
翌日(2016年11月25日)の昼の情報番組「ひるおび!」(TBS)では、さっそくこの「54年ぶりの11月の初雪」について取り上げていた。
54年前は、先にも書いたとおり1962年(昭和37年)。わたしの生まれ年だが、この年に生まれた人だけでなく、当時の首相(=池田勇人)や当時の世相、流行歌などを知ると、じっさいはものごころついていなかったので直接は体験しているわけではないものの、なんだか懐かしい思いをした。
(TBSの「ひるおび!」で使用されていたパネル)
そして「初雪」以外にも意外な共通点があることも知った。初雪のあとは豪雪だったのだという。そういえば、子どもの頃に東京に移住してきたのだが、子どもの頃は東京でも大雪が降ったという記憶がある。
そして1962年(昭和37年)は「東京オリンピック」開催の2年前。ことし2016年(平成28年)は「東京オリンピック」」の4年前。これもなにかの符合かもしれない。
<ブログ内関連記事>
10月も終わりに近づいているのに朝顔が咲いている-秋なんだか夏なんだか・・・(2016年10月26日)
4年に一度の「オリンピック・イヤー」に雪が降る-76年前のこの日クーデターは鎮圧された(2012年2月29日)
78年前の本日、東京は雪だった。そしてその雪はよごれていた-「二・二六事件」から78年(2014年2月26日)
「東京オリンピック」(2020年)が、56年前の「東京オリンピック」(1964年)と根本的に異なること
子どもの歌 「こんめえ馬」は「戦後民主主義」が生んだきわめて良質な遺産
・・「1962年 岩波新書「日本の子どもの歌」にて代表作となる「こんめえ馬」(作詩:柳沢竜郎)を発表」
(2016年12月1日 情報追加)
(2012年7月3日発売の拙著です)
ツイート
ケン・マネジメントのウェブサイトは
http://kensatoken.com です。
ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。
禁無断転載!
end