2022年5月18日水曜日

『Defending Japan』(日本防衛)というシリーズものドキュメンタリー3本をつづけて視聴(2022年5月15日)-米国視線で「日本防衛」を考える

 
『Defending Japan』(日本防衛)というシリーズものドキュメンタリー3本をつづけて視聴。米国の History Channel 製作。これまた amazon prime video が推奨してくるので視聴した次第。

1. 迫り来る脅威(Behind the Strategy) 
2. ミサイル防衛(Launch Codes) 
3. 静かなるブルー(Deep Blue) 


1は総論。2は北朝鮮のミサイル発射実験、3は海上進出を図る中国の脅威にかんするもの。内容的には3がいちばん面白い。各エピソードは約40分。音声は英語、日本語字幕つき。 

いずれも製作が2018年なので、やや情報が古くなっているのは仕方ない。たとえば、北朝鮮から発射されるミサイル防衛のイージス・アショアなどだ。このビデオの時点では、陸上設置型が検討されていたが、その後中止になったことは周知のとおり。

とはいえ、米国人が米国人視聴者向けに製作したドキュメンタリーを視聴すると、日本に駐留する米軍が、「日米軍事同盟」のもと、「日本防衛」をきわめて重視していることがよく理解できる。日本自身が日本を防衛するのは当然だが、米国にとっても日本を防衛する意味と価値があることを、いかに米国人に理解させるか、そういうテーマの内容だ。

当然のことながら、米国の軍人は命を張っているのである。安全保障の専門家や高級将校だけでなく、現場の兵士たちも自分たちの使命と責任について語る。

2022年時点でも見る価値ありといっておこう。


<ブログ内関連記事>



書評 『仮面の日米同盟-米外交機密文書が明らかにする真実-』(春名幹男、文春新書、2015)-地政学にもとづいた米国の外交軍事戦略はペリー提督の黒船以来一貫している
・・日本防衛のための駐留が第一目的ではないとしても、米軍にとって日本列島がロジスティクス上の重要な位置づけである点は否定しようがない事実だ。大平洋からインド洋に欠けて展開する米軍にとって、日本に基地がなければ支障を来す

書評 『日米同盟 v.s. 中国・北朝鮮-アーミテージ・ナイ緊急提言-』(リチャード・アーミテージ / ジョゼフ・ナイ / 春原 剛、文春新書、2010)


(2021年11月19日発売の拙著です)


(2021年10月22日発売の拙著です)

 
 (2020年12月18日発売の拙著です)


(2020年5月28日発売の拙著です)


 
(2019年4月27日発売の拙著です)



(2017年5月18日発売の拙著です)

(2012年7月3日発売の拙著です)


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!







end