2010年1月14日木曜日

落日に映える富士山と丹沢山系




 落日に映える富士山と丹沢山系。
 千葉県からみると南西方向にあたる。落日地点よりやや北側にひときわ高くそびえ立つ富士山のシルエット。実に美しい。これは関東に住む者にとって、寒い冬の数少ない楽しみであり、特権である。
 
 写真は本日(1月14日)撮影した、富士山と神奈川県の丹沢山系。手前の建物がなければ(・・あるいは、もっと高い建物の上からなら)、富士山の全景が見えるものを・・・

 富士山ほど美しいすり鉢型の火山は世界中みわたしてもほかにはないだろう。
 万葉時代から歌によまれてきたのもむべなるかな。

 ことに冬の落日に映える富士山は絶景である。
 日没の方向は西方浄土、落日に吸い込まれていきそうな思いがするのは、日本人の DNA がなさしめるものであろうか。

 冬は「ふゆ」、語源学的にいえば「ふえる」という意味だという。魂(たましひ)がふえる季節。冬に仕込んで春以降に楽しむ。

 寒い日々が続いてますが、みなさんお体には気をつけてくださいませ。