2010年4月13日火曜日

「三度目のミャンマー、三度目の正直」 総目次 および ミャンマー関連の参考文献案内(2010年3月)



          
 「三度目のミャンマー、三度目の正直」、いかがでしたでしょうか?
 とても10回では書き尽くすことができない、というのがホンネですが、しかしこの話題ばかり書いているわけにもいきませんので、ここで終了といたします。
 冒頭に掲げた絵はがきは、ミャンマーの観光名所であるゴールデンロック世界三大仏教遺跡バガンの夕景。13年前に購入したものです。

 まず、「総集編」ということですので、ここに「総目次」を掲載しておきましょう。

三度目のミャンマー、三度目の正直  (1) ミャンマーで ツイッター(twitter)は使えるか?
三度目のミャンマー、三度目の正直  (2) インレー湖は「東洋のベニス」だ!(インレー湖 ①)
三度目のミャンマー、三度目の正直  (3) インレー湖のトマトがうまい理由(わけ)・・屋外天然の水耕栽培なのだ!(インレー湖 ②)
三度目のミャンマー、三度目の正直 (4) ミャン猫の眼は青かった-ジャンピング・キャッツ僧院にいく (インレー湖 ③)
三度目のミャンマー、三度目の正直 (5) われビルマにて大日本帝国に遭遇せり (インレー湖 ④)
三度目のミャンマー、三度目の正直 (6) ミャンマーの僧院は寺子屋だ-インデインにて (インレー湖 ⑤)
三度目のミャンマー、三度目の正直 (7) 日産ディーゼル、命(いのち)!-ミャンマーのトラック野郎たちは、日産ディーゼルを死ぬほど愛している、のだ
三度目のミャンマー、三度目の正直 (8) 僧院付属の孤児院で「ミャンマー式結婚式」に参列
三度目のミャンマー、三度目の正直 (9) 13年ぶりのチャウタン水中寺院(イェレー・パヤー)
三度目のミャンマー、三度目の正直 (10) 特別講義:「即席ミャンマー人なりすまし」作戦


 総集編でもありますので、前回の「ミャンマー再遊記」には掲載していない、参考文献について解説を加えておくこととします。この連載では、ビジネス関係のものはいっさいはぶいていますので、・・

 いずれもかつて目を通したもの。出版が1996年から1997年にかたよっているのは、1997年がミャンマー観光年(Visit Myanmar Year 1997)で、ミャンマー投資ブームが燃え上がる(はず)だったからです。
 1997年当時は、次の投資先はミャンマーか、ベトナムか?などといわれていたのですから、隔世の感というより、ミャンマーはいったいどうなってしまったのだろう、というのがビジネス関係者のつぶやきです・・・
 でも、それだけポテンシャルをもった国なのです。条件さえ整えば、かならずやテイクオフすることでしょう。でもそうなってしまうと、少し寂しいかも・・・ちょっと悩ましいですね。

 あまりにも政治的に片寄っているものや、ミャンマー奥地の少数民族にかんするものなど、ミャンマーの全体像を知る上で、目を通していてもあまり参照する価値がないとみなしたものは、このリストから外してあります(・・私が目を通していないもので、すぐれた本があるかもしれませんが、内容について責任をもてませんのでここには掲載してません)。


<経済・ビジネス関係>

『ミャンマービジネスガイドブック』(ヤンゴン日本人商工会議所、JETROヤンゴン事務所、非売品、2008)
『魅惑のミャンマー投資』(松田 健、カナリア書房、2008)
『ミャンマー経済の実像-なぜ軍政は生き残れたのか-(アジ研選書) 』(アジア経済研究所、工藤年博=編
アジア経済研究所、2008)
『ミャンマー経済入門-開放市場への胎動-』(桐生稔/西澤信善、日本評論社、1996)

<一般書>

『ビルマ-「発展」のなかの人びと-』(田辺寿夫、岩波新書、1996)
『秘密のミャンマー』(椎名 誠、小学館文庫、2006)
『アーロン収容所』(会田雄次、中公文庫、1973)




<ガイドブック>
『ミャンマー-仏教遺跡の宝庫を歩く-第二版(旅名人ブックス)』(邸 景一/武田和秀=写真/旅名人編集室=編、日経BP企画、2007)
『ビルマ東西南北ミャンマーへの旅(旅行人156号)』(旅行人=編集・発行、2007)
『ミャンマー-慈しみの文化と伝統-』(フジタ・ヴァンデ編、奥平龍二監修、
『Lonely Planet Myanmar (Burma)』
『地球の歩き方 ミャンマー(ビルマ)』


<料理と食べ物>

『アジア怪食紀行-「発酵仮面」は今日も行く-』(小泉武夫、光文社知恵の森文庫、2004)


<仏教>

『ビルマ佛教-その実態と修行-』(生野善應、大蔵出版、1975)
『ビルマ仏教-その歴史と儀礼・信仰-』(池田正隆、法藏館、1995)
『ミャンマーの瞑想-ウィパッサナー観法-』(マハーシ長老、ウ・ウィジャナンダー訳、国際語学社、1996)


<マンガ>

『どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行-くりくり編-』(西原理恵子/鴨志田譲/ゲッツ板谷、角川書店、2001 現在は文庫化 2004)



 なお、今回のミャンマー国内旅行の手配にかんしては、M & J Travels & Tours Co., Ltd.(チョウ・ウィン社長)のお世話になりました。社長は日本語が堪能、日本側の窓口は、イージー・インターナショナル です。

 2度目のミャンマー訪問については、「ミャンマー再遊記」(2009年6月) 総目次 をご覧下さい。

 さあて、4度目のミャンマーはいつになるのかな? 
 その前に、まずミャンマー料理食べに行かないと、ねっ!!



PS あらたに<ブログ内関連記事>を新設し、その後に執筆した記事を増補した。(2014年5月29日 記す)


<ブログ内関連記事>

「ミャンマー再遊記」(2009年6月) 総目次

書評 『銃とジャスミン-アウンサンスーチー、7000日の戦い-』(ティエリー・ファリーズ、山口隆子/竹林 卓訳、ランダムハウス講談社、2008)

映画 『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』(2011年、フランス・英国)をみてきた

お茶は飲むもの、食べるもの-ミャンマーのティーハウスと食べるお茶ラペットウ

3つの言語で偶然に一致する単語を発見した、という話
・・ナーメーというミャンマー語(=ビルマ語)は

ミャンマーではいまだに「馬車」が現役だ!-ミャンマーは農村部が面白い

東南アジアでも普及している「ラウンドアバウト交差点」は、ぜひ日本にも導入すべきだ!
・・ミャンマーのヤンゴンと新首都ネーピードーのラウンドアバウト交差点を紹介
書評 『抵抗と協力のはざま-近代ビルマ史のなかのイギリスと日本-(シリーズ 戦争の経験を問う)』(根本敬、岩波書店、2010)-大英帝国と大日本帝国のはざまで展開した「ビルマ独立」前後の歴史

会田雄次の『アーロン収容所』は、英国人とビルマ人(=ミャンマー人)とインド人を知るために絶対に読んでおきたい現代の古典である!
                 
(2014年5月29日 項目新設)






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