2010年10月24日日曜日

ついにタイでシャム猫を発見!




  
 バンコクに一度でもいったことのある人は知っているだろうが、バンコクは人もあふれているが、イヌもあふれている。一年をとおして暑いので、イヌは日中は死んだようにダラダラと寝そべっている。

 以前に比べると処分されたのか、市街地ではイヌの数が減ったような感じがしなくもないが、郊外に出なくても、路地裏に入るとくさるほどイヌに遭遇することになる。
 夕方になって気温が下がってくると、イヌも起き上がって動き始めるので、こういった路地裏ではイヌに気をつけなくてはならない。野良犬と飼い犬が混在しているが、ともに狂犬病にかかっている可能性もあるので、嚼まれるとちょっとまずいことになるからだ。

 イヌが多いが、不思議なことにネコをほとんど見ない、これは以前このブログでも、タイのあれこれ (10) シャム猫なんて見たことない・・・と題して書いたが、集中的にネコがいるのはお寺の境内などで、そのほかではあまりネコを見ないのである。ミャンマーのヤンゴンよりネコの数が少ないような感じがする。

 ところが、今回は短い滞在なのに、なぜかネコには三度遭遇した。
 しかも、念願かなって、生まれて初めて、タイでシャム猫に遭遇したのである!(前掲写真を参照)

 シャム猫は、シャム(=暹羅、現在のタイのこと)で出現したネコで、非常に特徴のあるネコである。エジプト原産のネコが交易をつうじてタイ(シャム)にもたらされ、突然変異して出現したのがシャム猫だ。

 今回は、土曜日にオンヌットの市場(いちば)を歩いているときに、屋台のまわりをうろつくシャム猫に遭遇。高貴なネコも市場(いちば)でみると、シャムだからシャム猫なのだ(!)と納得するのであった。

 もう一匹は、アソークの交差点にて。こんな市街地でネコを見るのは珍しい(・・写真はなし)。

 そして、驚いたのが、ホイクワン駅近くで爆睡中のトラネコに遭遇したことだ。快晴であったこの日の日中の気温は30度を超えていたが、このネコは日陰であるとはいえ、泥酔したオッサンが帰宅途中に道路で眠ってしまったというような格好で、大股ひらいてドテ寝していた。


 すぐ近くによっても、まったく気がつかない爆睡ぶり。REM睡眠中だったのだろう。片目が開いていたが白目、片耳がアタマのしたになっていることにも気がついていないようだ。いったい、このネコはどんな夢をみていたのだろうか?

 反対側からお坊さんが歩いくるのが見えたので、トラネコの安眠妨害はやめにした。生き物をいじめていると勘違いされてはまずいので・・・


 別に問題意識をもって町歩きをしていたわけではないが、デジカメは持ち歩くようにしている。こういう生活習慣をもっていると、ときどき面白いものに遭遇するというわけなのだ。



<ブログ内関連記事>

タイのあれこれ (10) シャム猫なんて見たことない・・・

タイのあれこれ(8)-ロイヤル・ドッグ






(2012年7月3日発売の拙著です)








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