(おことばを述べられる天皇陛下 出所:宮内庁サイト)
本日(8月9日)ようやく「平成第二の玉音放送」を視聴することができた。「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」(ビデオ)(平成28年8月8日)
天皇陛下の肉声を耳にしつつ、お言葉の全文を目で追いながら、平成になってから二度目の玉音放送を傾聴させていただいた。
そこまで国民のことを深くお考えになられ、象徴天皇としての努めを果たしてこられたのか、と。しかも現在だけでなく、遠くまで見据えて。 まことにもって、かたじけない。それ以外に言葉はない。
日本国民であることのありがたさを感じるとともに、天皇陛下のお気持ちに応えることこそ日本国民の義務であると強く感じる次第であります。
それは「皇室典範」の改正であり、ひいては象徴天皇を規定した「日本国憲法」そのものに深く思いを巡らすことといって過言ではありません。
国民の大半が天皇陛下のお気持ちである「生前退位」に賛同している事実を重く受け取り、現政権は天皇陛下と日本国民の声に従わねばなりません。
それが「主権在民」が意味するものであるのです。
<関連サイト>
Message from His Majesty The Emperor (August 8, 2016) (video)
・・宮内庁のウェブサイトに英語版全文
世界最古の王室の長、天皇陛下の「お気持ち」に海外も強い関心(MAG NEWS 2016年8月9日)
<ブログ内関連記事>
トップに立つ人のコトバが、末端にいるすべてのメンバーに届くものになっていますか?
・・東日本大震災後に国民にむけてのメッセージとして放送された「平成の玉音放送」
書評 『自民党憲法改正草案にダメ出し食らわす!』(小林節+伊藤真、合同出版、2013)-「主権在民」という理念を無視した自民党憲法草案に断固NOを!
・・「(参考) 「天皇陛下お誕生日に際し(平成25年)」で、天皇陛下ご自身による憲法観が述べられている。 「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います。」
「主権在民」!-日本国憲法発布から64年目にあたる本日(2011年5月3日)に思うこと
『日本会議の研究』(菅野完、扶桑社新書、2016)は、「いまこの国でひそかに進行していること」を「見える化」した必読の労作だ!
・・天皇退位論に強硬に反対する日本会議のイデオローグたちは、国民の大半と乖離した見解の持ち主である
(2012年7月3日発売の拙著です)
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