2020年5月5日火曜日

JBPressの連載コラム第77回目は、「130人の子供が失踪、謎の事件が伝説に変わるまで中世史から考える、ビジネスパーソンが歴史を学ぶべき理由」(2020年5月5日)


JBPressの連載コラム第77回目は、130人の子供が失踪、謎の事件が伝説に変わるまで中世史から考える、ビジネスパーソンが歴史を学ぶべき理由(2020年5月5日)
⇒ https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60365

「ハーメルンの笛吹き男」伝説にも、「黒死病」のパンデミックが影を落としている。

いまから736年前の1284年6月26日、ドイツ北部の都市ハーメルンで、子どもが130人も集団で失踪するという事件が発生している。これは否定しようがない「歴史的事実」である。だが、明らかになっているのはそこまでだ。

謎は謎のまま伝説化されて現在に至る。

そんなミステリーに挑戦したのが歴史家の阿部謹也先生である。13世紀にすでに伝説化が始まり、激動の16世紀にはあらたな要素と合体して現在の形に至る。

16世紀には、都市ハーメルンは、相次ぐ自然災害や黒死病(ペスト)の感染症爆発、そして「宗教戦争」に巻き込まれていた。

大学部時代の恩師・阿部謹也先生のベストセラーにしてロングセラーの『ハーメルンの笛吹き男』(平凡社、1974 文庫版は1988)を導入にして、大学時代に西洋中世史を専攻した私が、「中世史研究者のもつ視点」と「ビジネスパーソンが歴史を学ぶべき理由」について考えます。

つづきは、本文にて。 ⇒ https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60200







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■阿部謹也関連

「ハーメルンの笛吹き男」は「ネズミ獲り男」(Rattenfänger)だった-2020年のいま、1974年に初版が出た『ハーメルンの笛吹き男』(阿部謹也)のブーム再燃がうれしい

16世紀初頭のドイツが生んだ 『ティル・オイレンシュピーゲル』-エープリルフールといえば道化(フール)④

書評 『新・学問のすすめ-人と人間の学びかた-』(阿部謹也・日高敏隆、青土社、2014)-自分自身の問題関心から出発した「学び」は「文理融合」になる

書評 『向う岸からの世界史-一つの四八年革命史論-』(良知力、ちくま学芸文庫、1993 単行本初版 1978)-「社会史」研究における記念碑的名著 ・・『社会史研究』の同志であった良知力教授の代表作


■宗教改革と宗教戦争

「アラブの春」を引き起こした「ソーシャル・ネットワーク革命」の原型はルターによる「宗教改革」であった!?

映画 『王妃マルゴ』(フランス・イタリア・ドイツ、1994)-「サン・バルテルミの虐殺」(1572年)前後の「宗教戦争」時代のフランスを描いた歴史ドラマ

「ジャック・カロ-リアリズムと奇想の劇場-」(国立西洋美術館)にいってきた(2014年4月15日)-銅版画の革新者で時代の記録者の作品で17世紀という激動の初期近代を読む


 
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