2022年5月16日月曜日

祝!沖縄復帰50年(2022年5月15日)ー 食卓から見た日本全土で進む「沖縄化」

 
沖縄復帰50年(2022年5月15日)である。早いものだ。

当時の記憶はいろいろあるが、沖縄産のパイナップルが大量に出回っていたことを覚えている。それまでは、甘いシロップ漬けの缶詰のパイナップルしか知らなかったので、ホンモノのパイナップルは強烈な印象を感じた。

50年前に沖縄が復帰した頃、沖縄料理は内地ではほとんど普及してなかった。「ゴーヤちゃんぷるー」をはじめて食べたのはいつのことだったろうか? 社会人になってからだろうな。ということは、つまり復帰から約15年後のことだ。

泡盛をはじめて飲んだのも、社会人になってからだろう。泡盛にかんしては、南九州の芋焼酎より、はるかに内地での普及は遅れている。 泡盛は当然のことながら沖縄料理とは合うが、それ以外の料理との相性がかならずしもよくないからだろうか。

いまでは沖縄料理をつくるするための食材は、沖縄以外でもほぼすべて入手可能だ。沖縄の食材店わしたショップなどで手に入る。だが、リアルの沖縄物産店が全国津々浦々にあるというわけではない。「沖縄そば」は、通販でも利用しない限り、沖縄以外では普通のスーパーマーケットでは売ってないだろう。


ゴーヤちゃんぷるーも、すっかり日本全土で食卓にのるようになったのではないかな。

ただし、この写真のゴーヤちゃんぷるーには、沖縄産の食材は1つもない。 「ゴーヤー」(・・むかしは「ニガウリ」といってたな)は鹿児島産、「沖縄豆腐」はうちの近所では入手できないので「もめん豆腐」で代用(・・ただし、水抜きはしっかりと!)、かろうじてランチョンミートは、なぜか沖縄ではポピュラーな Tulip(チューリップ)。ただし、生産国はデンマークなり。 


とはいえ、一般家庭でもゴーヤーちゃんぷるーを簡単につくれるようになったということは、日本全体の「沖縄化」が進展中ということだろうな、と。 いまでは「もずく酢」も、スーパーマーケットではいつでも手に入るアイテムとなった。これも沖縄産だ。

復帰後の50年の変化は、米国統治下の沖縄の歴史を踏まえたものであることは、しっかりとアタマのなかに入れておきたい。


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