2023年1月3日火曜日

初詣は木彫りのウサギのある千葉神社(=妙見本宮)に行ってきた(2023年1月2日)-「神仏習合」こそ日本人本来の信仰のあり方だ



ことし2023年はウサギ年なので、初詣はウサギ関連の神社へ。 

千葉県の近辺でウサギ関連でなにかないかと探したら、千葉神社がそうだとわかった。千葉県の県庁所在地である千葉市に鎮座まします由緒深き神社。千葉を拓いた千葉氏の守護神。 


「東西南北・四方八方・全ての方位方角へとその御力を及ぼされる星の神様・妙見様」千葉神社の公式サイトにある。 


(神紋は三光紋、社紋は九曜紋 筆者撮影)


 「北辰妙見尊星王(天之御中主大神 あめのみなかぬし)を祀る北斗山金剛授寺として1000年(長保2年)に中興開山し、1869年(明治2年)に千葉神社へと改称して以来、全国でも有数の北極星・北斗七星信仰、さらに仏教の妙見信仰とを習合する神社である」と これまた wikipediaに。

北極星、北斗七星、妙見信仰が集合して「北辰妙見尊星王」か。なるほど「神仏習合」だな。それは面白い。

明治維新の際の「神仏分離令」をうまく切り抜けたわけだ。紋所が「月星」の「三光紋」というのもいい。神社だが、神社らしくない神社。神仏習合こそ日本人本来の信仰なのだ。 


(尊星殿の全景 筆者撮影)

というわけで、はじめて行ってみた。昨日1月2日のことだ。 9時台に行ってみたら、もう人の列は鳥居まで達していた。お詣りが終わって出ようとしたら、列はすでに道路まで長く達していた。人気があるのだな。早く家を出てよかった。 


まずは本殿にお詣り。賽銭は55円。たまたま財布にあった50円玉と5円。「五重にご縁」というわけで。 


(尊星殿のウサギ 筆者撮影)

肝心要のウサギは「尊星殿」にある。「東西南北・四方八方・全ての方位方角」を示した「八角柱」に「十二支」の動物が配されている。ウサギの木彫り彫刻は白と茶の2頭のつがいだ。 

自分の生まれ年はトラ年(昨年が年男)だったが、それとは関係なくことしはウサギ年なので、ウサギにお詣り。御利益がありますように。 

トラは吠え、ウサギは跳ねる。よいことがあるといいね。


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<関連サイト>

千葉氏と北辰(妙見)信仰(千葉市公式サイト)
・・「北の天空不動の星、北極星。己の立ち位置を知るこの星は、古の時代「妙見(みょうけん)」として神格化されました。鎌倉幕府屈指の御家人千葉氏は、この「妙見」を全国に広がった一族結束の象徴とし、特徴的な菩薩像とともに星を表す紋様をあしらった建築や文化財を各地に残しました。」

妙見信仰の民俗学的研究―日本的展開と現代社会(小村純江、神奈川大学)
⇒ Pdfファイル。上記のタイトルで検索をかけるとよい


(2024年5月18日 項目新設)


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