2023年6月11日日曜日

マンガ『きのう何食べた?㉑』(よしながふみ、講談社、2023)ー 「カビパン」のシーンに同世代感覚を感じる

 
よしながふみの『きのう何食べた』の最新刊は第21巻。2023年5月23日発売。

読んでいると「カビパン」がでてくるシーンがあった。

「そっかあ・・・ これからの世代はカビパン通じないか・・・ 俺の世代はまだ米飯給食が始まってもいなくて 毎日パンばっかりでしたよ」


自分も小学生の頃、机のなかに入れたままにしていた紙くずのなかから、コッペパンがカチンカチンに固まって出てきたことがあるのを思い出した。

主人公の弁護士・シロさんは58歳わたしとは同世代なのである。

シロさんの場合と違ってカビは生えてなかったが、似たようなことがあったな、と。ただし、自分の場合は、すでに米飯給食は始まっていた

月に1回から2回くらいだったが、米飯と牛乳の組み合わせは、なんだか変な感じだった。しかも、給食センターで大量につくる米飯は、あまり美味くなかっただけでなく、給食係が米飯を1人分よそって配るのは、なかなか大変だったと記憶している。パンを配るのとわけが違うのだ。

単行本はすでに21巻。まだまだつづくのだろう。今後も主人公ったちといっしょに歳をとっていくのだな、と。いつまでつきあうことができるのかな?





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