2025年4月20日日曜日

「五十嵐健治記念洗濯資料館」(白洋舍ミュージアム)に行ってきた(2025年4月18日) ー 東京湾岸のベイエリア西側を小旅行 ー 大森から横浜へ その3 

 

さて、大森から内陸に向かって多摩川沿いに下丸子(しもまるこ)に移動する。「白洋舍ミュージアム」に行くためだ。正式名称は「五十嵐健治記念洗濯資料館」である。

まずはJR大森駅から一駅先のJR蒲田駅に移動、東急多摩川線に乗り換えて下丸子駅で下車。東急多摩川線は乗車するのははじめて。東急の支線は世田谷線もそうだが、こじんまりとした地域密着型という印象。




「白洋舍ミュージアム」は、ドライクリーニング企業の老舗的存在である白洋舍の本社に設置されている企業ミュージアムである。 

先日のことだが、三浦綾子の『夕あり朝あり』という長編小説を読んで、はじめて白洋舍の創業経営者であった五十嵐健治(1877~1972)という人物のことを知った。 波瀾万丈の人生を送った人物である。


(創業者の五十嵐健治は波瀾万人生人生

(三浦綾子の新聞連載小説『夕あり朝あり』の展示


気になって調べてみたら、「五十嵐健治記念洗濯資料館」というミュージアムがあるらしい、とわかった。これはぜひ見ておきたいと思ったのだ。




 本社ビルの1階にミュージアムのスペースが設置されている。訪問した際にのみドアを開けてくれることになっている。

受付で連絡してドアを開けてもらい、その際に写真撮影について聞いてみたら、「どんどん撮っていただいていいですよ」と快諾された。

五十嵐健治記念洗濯資料館のご案内(白洋舍)から、内容紹介を抜粋しておこう。

・・「創業者五十嵐健治は、日本におけるドライクリーニングの創始者であり、つねに業界のパイオニアでもありました。本資料館には、まさにクリーニングに生涯をささげた故人を偲ぶ遺品、著書や写真など、数多くの資料を展示しています。
「他人の益をはかり、他人をよろこばす、人生これにまさる愉快なことはありません」五十嵐健治は、1877(明治10)年に新潟県に生まれました。洗濯業を生涯の仕事と定め、1906年(明治39年)白洋舍を創業しました。外国には水を使わない蒸洗濯のような便利な洗濯方法があることを知り、多くの苦心を重ねながらも研究に打ち込み、日本において初めてドライクリーニングの技術を開発しました。
 創業当時から健治の信念である「開拓者精神」「奉仕の精神」は、今もなお受け継がれています。館内には、健治の遺品、著書や写真をはじめ、洗剤として用いられた植物や洗濯板をはじめ、火熨斗や炭火を用いたアイロンなど貴重な洗濯の歴史や技術に関する資料を展示しています。」


では、ミュージアムのなかを歩いてみよう。こじんまりとしたスペースに、日本におけるクリーニング業と、業界の近代化を推進した白洋舍の歴史がパネルとして掲示され、クリーニング業にかかわるアイロンや洗濯機械の実物が展示されている。








企業の原点であるミッションとパーパスを、こういう形で「現物」として保存し、企業ミュージアムにおいて公開することは、きわめて重要なことだ。社員教育にもなる。


東急多摩川線に乗車するのは、今回がはじめて。とりたてて用事はないので、しばらく乗車することはなさそうだ。

さて、この訪問のあとは東急線多摩川線を乗り継いで、東急横浜線に乗り換えて横浜に向かう。 ➡ https://e-satoken.blogspot.com/2025/04/21upjica20254184.html



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