(写真の左は『超訳自省録』の韓国語版)
ことし2025年の1月に出版したばかりの『エマソン 自分を信じる言葉』(佐藤けんいち編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)。 なんと韓国版がでるそうで、韓国での出版契約も結んだという連絡が入ったのが先月のことだ。
昨年の『超訳自省録』につづいて、韓国語版の出版は2冊目となる。それにしても早いな、日本での出版からまだ3ヶ月しかたっていないし、まだ重版もかかってない。それだけじゃない、およそ翻訳版がでるなど予想だにしなかった著作だからだ。
もしかすると、エマソンにかんしては、韓国人のほうが熱心なのかもしれないな。
まあ、韓国でも日本と同様に『自己信頼』(セルフ・リライアンス)の翻訳ばかりだから、著作からまんべんなく抜粋してきた拙著には、韓国市場で売れるだろう、そんな商売人の直観がはたらいたのかもしれない。
なんてことを考えていたら、もうはや「表紙」のサンプルができあがったということで、Pdfファイルで送られてきた。カバーに記載されている、韓国語の文言を「監修」 してくれという依頼だ。
韓国語を自動翻訳にかけて検分してみたが、なかなか面白いことが書いてある。なんとC.G. ユングもエマソンを読んでいるのださうだ。さすがに、それは知らんかったな(^_^;
それにしても、日本の固有名詞の訳の間違いが多い。 たとえば、著者であるわたしのプロフィールにかんしてだが、一橋大学を「いちばし・てはく」(表記はハングル)としている。基本的な常識に欠けているねえ、困ったことだ。いや、一橋大学の知名度は慶應や早稲田と比べて、まだまだ低いのか・・・
ハングルだけで表記された韓国語の文章を「校正」するのは、なかなか辛気くさい作業ではあるものの、やらないわけにはいかない。なにごとも「ケンチャナヨ~」では済ませないのが、日本人の職人魂ってもんだ。
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