25年ぶり(!)にユダヤ・イスラエル関係書を片っ端から読んでいる。
ダンボール箱に入れて眠ったままになっていた本の数々だ。昨年から集中的に、また断続的に読みふけっている。
最近の粗製濫造される、つまらないビジネス書やあやしげな脳科学本を読むよりはるかに面白い(・・もちろん、すべてのビジネス書や脳科学本がダメなわけではない)。人生を生きるうえで不可欠な「生きた知恵」の数々を見いだすからだ。
そんななかに再発見した一冊が、『ユダヤ感覚を盗め!-世界の中で、どう生き残るか』(ハルペン・ジャック、徳間書店、1987)だ。パラパラとページをめくるうちに、思わず再び全部読んでしまった。実に23年ぶり(!)に読んだことになる。
著者自らの人生の軌跡を語りながら、「ユダヤ的思考法」、「ユダヤ的発想法」を、日本人のために惜しみなく披露した、著者41歳のときに日本語で書き下ろされた新書本だ。
著者の春遍雀来(ハルペン・ジャック)氏は、本名はヘブライ語でヤアコヴ・ハルペルン、1949年西ドイツ(当時)のミュンヘン生まれ、イスラエル、フランス、ブラジル、アメリカと5つの国を移り住む。イスラエルでは漢字の魅力にとりつかれて、漢字研究のため来日、最終的に埼玉県に落ち着いて、ライフワークの独自の理論に基づく「漢字辞典」の編纂に従事。
日本語含めて8つの言語を習得。イディッシュ語、ドイツ語、ヘブライ語、ポルトガル語、アラム語、英語、スペイン語に日本語。本書も最初から日本語で書き下ろされている。Wikipedia の記述を見る限り、まだ日本に住んでいて健在のようだ。
自伝でもある本書『ユダヤ感覚を盗め!』によれば、13歳から18歳までユダヤ教学院であるイェシヴァ大学(ニューヨーク)で、『タルムード』による徹底的な研鑽を受けた、とのことだ。しかしながら、理詰めに考え続けた末に、ユダヤ教からは離れた、と本書で語っている。これ自体がユダヤ的だな、と本人は述懐している。
いまから23年も前に出版された本であるが、まだまだ日本人はユダヤ人から学ぶべきことが多い、と痛感する。
昨日は、書評『大使が書いた 日本人とユダヤ人』(エリ・コーヘン、青木偉作訳、中経出版、2006)において、日本人とユダヤ人は実に共通性が多い、という本を紹介したが、正直いって日本人を褒めすぎている。やはり、それだけでは偏った見方に陥ってしまう懸念がある。
実際のところ、ユダヤ人と日本人のあいだには、かなり大きな相違点もあることは、強調しておく必要があるのだ。
日本人と比較したときのユダヤ人の優位性とは、ものごとを突き詰めて考えるという徹底性と論理重視の姿勢である。
島国に生きてきた日本人と放浪の民となったユダヤ人が大きく異なるのは当然といえば当然である。であるからこそ、共通性があるのはうれしいことでもあり、また一方、相違点の大きさには本書が出版されてから23年たった今でもいっこうに埋まる気配もないという絶望感(?)に似た気持ちがないでもない。
ユダヤ教の「口伝律法」である『タルムード』(Talmud)読解によって培われたこの精神は、詳しくは本書からの抜き書きをじっくり読んでいただきたいと思うが、いまごろになってロジカル・シンキングの重要性に気づいて焦りまくっている日本人とは大違いなわけなのだ。
日本で日本語を使って活動するユダヤ人は実に多い。近年でいえば、ハンガリー出身のピーター・フランクルがもっとも活躍している人の一人だろう。国際的数学者でかつ大道芸人。
ハルペン・ジャック氏も漢字研究のかたわら、「日本一輪車クラブ」を立ち上げている多芸多才の人である。ライフワークの漢字事典は、初志貫徹して『新漢英字典』(春遍雀来編、研究社、1990)として完成、出版されている。カネにもならない事業を投げ出すことなく貫徹した知力と精神力は並大抵のものではない。
本書『ユダヤ感覚を盗め!』は、いま読んでも実に面白い。しかし残念ながら絶版になってひさしいので、参考のために目次を紹介しておく。
プロローグ ぼくの学校は「国境を越える人生」だった
第1章 意志力をつくる-ユダヤ人の父親教育
第2章 人生に生き残る-ユダヤ的知恵の活用法
第3章 独創を生む-タルムード頭脳開発システム
第4章 スキのない思考をつくる-ケンカ式論理育成術
第5章 出会いに学ぶ-異国体験と自分教育
第6章 誰もいわない-不思議大国日本の欠陥発想
第7章 世界が見える-国境を越える想像力
私は、この本に書いてあったことは、ほとんどすべて実行してきたように思う。あらためて読み返してみて、そう思った。もちろん、すべてが身についたわけではないことはいうまでもない。だから23年ぶりに読み返してみて、非常に新鮮な印象を受けているのだ。
いま日本のビジネス界では、ロジカル・シンキングの必要性が叫ばれており、セミナーもさかんに開かれているが、この本を読んで、実行したほうがはるかにためになる、と思う。もうすでに23年前に、最初から日本語で!書かれた本がでてるのに、ロジカル・シンキングがブームになるまで、いったい日本人はずっと眠りこけてたのかねー
たまには、耳の痛い話を聞くことも時には必要だ。率直に語ることを傾聴するだけでは意味がない。著者のいうことに反論し、議論を戦わせることこそ、著者も本望とするところであろう。それが「対話」というものである。
とはいえ、反論するも何も、内容を紹介しておかねばならない。
いまから23年前の1987年に買って読んだ際、いろんなところに線を引きまくっているのだが、線引き箇所をあらためて抜き書きして、皆様にお見せしよう。
興味のある方はぜひ目を通してほしいものだ。なんせ絶版で現在入手不可能なので。
<コトバの抜き書きノート>
第1章 意志力をつくる-ユダヤ人の父親教育
ユダヤ人家庭に特徴的な父親教育の大部分は、こうした小さい頃から子供に聞かせる語りによって行われてきたのである。(P.42)
「意志に勝るものはない」というのが父の生活理念であり、これはボクの人生観にもなった。(P.49)
(タルムードの表現から・・)
「人間の目には白い部分と黒い部分があるのに、神はなぜ黒い部分を通してだけ物事をみるように人間をつくったbのだろうか」
これも人間が人間自身を知るための「タルムード」一流の表現だが、これには次のような明快な答えが用意されている。
「人生とは暗いところを通して明るいものをみるべきものだからである」(P.52-53)
「敗北に耐え抜いた者が、真の勝利者になることを歴史は教えている」(P.53)
ユダヤ人のビジネスマンの中には、かつて商売でさんざんな目にあったときの契約書を、オフィスの壁に飾っているという話もよく聞く。そこでは、ユダヤ人の発想は日本人のように「失敗を水に流して出直す」といものとは180度も異なっている。要するに、ユダヤ人にとって失敗や敗北は、それが苦痛をっともなったものであればあるほど、次の成功のためのステップとして、常に記憶に刻み込まれるものとしてあるのだ。(P.54)
ユダヤ人の父親教育はある意味では神さまの教えを伝えることでもあるが、「目をつぶって神さまについていってしまうのはいけない、神さまの律法に照らして、自らを省みる意志を持つことが大切だ」ということを教える。
ユダヤ人にとっては、自分自身の足で立つ意志と責任が、実生活の中では非常に重んじられるのである。・・(中略)・・要は自分の責任で生活上の約束事にはずれないように生きなさい、ということなのだ。(P.56)
ユダヤ人たちが父親教育によって目指すものは、なによりも「生物」として生まれた子供を「人間」としての子供に成長させていくということだ。(P.72)
第2章 人生に生き残る-ユダヤ的知恵の活用法
ユダヤ人は「学問と商売」で生き残った(P.74)
ユダヤ教徒の考え方では、学ぶことはそのまま善であり、聖なる務めである。人は一生涯学び続けて信仰を深めていくもの、というのがユダヤ教徒の考えだ。(P.75)
損をしないこと、これは大きな知恵である。誰もが面倒だからといっておおざっぱにやっていること、それをおっくうがらずにひとつ緻密につきあってみようじゃないかということ。この精神が習い性になっていなくては、決して商売で成功することはないだろう。
これをボクは、「徹底主義」とか「とことん主義」とかいっている。損をするのは、どこかで不合理なことをやっているからだ。問題をとことんまで追求し、最も合理的なことを見つけ出す。これが損をしない最良の方法なのである。(P.77-78)
ユダヤ商人たちにとっては、商売の条件がマイナーな状態にあることが当たり前だった。だから、それをどう突き崩すかが商売を展開するにあたっての最大の課題になった。そこにひと工夫もふた工夫もひねった商売センスが要求されたのである。(P.80)
条件が悪いから仕方ない、とはユダヤ人は考えない。ハンディがあるならば、どうしたらそのハンディをカバーできるかと必死になって考える。そしてハンディを抱えたままでも相手に勝つ方法を考える。それがユダヤ人である。(P.82)
誰かの助けを期待すれば、そこですでに自力が放棄され、なんらの工夫も生まれる余地がなくなる。実人生に生き残ることは、現実に勝ち残ることである。マイナーな条件を突き崩す方法、そこに全神経を集中させることしかないことを知って欲しい。(P.82)
なにごとにも一貫して駆け引きが大切なのである。つまり、駆け引き精神が身体に染み通っていなくては、いざというときに人生を賭けた駆け引きはできない。(P.91)
ユダヤ的知恵の特徴は、・・(中略)・・まっすぐに目的に向かって直線的に突き進む直線的なものではない。あるときはジグザグにあるときは螺旋状に旋回し、多方向への可能性を常に失わない、柔軟性に富んだものといってよいだろう。それは、国境を越えた往来や移住を当たり前としてきたユダヤ人の生き方と無縁なものではない。異国の地理的環境や天候・気象に慣れ、その土地の文化・風俗・習慣に素早く適応しなくては生活することのできなかったことから生まれた、当然の知恵のあり方だったのである。(P.92-93)
これからは、日本の企業もますます生産拠点を海外に移さなくてはならなくなる。と同時に、日本に外国の企業がどんどん進出してくる。時代はまさにユダヤ人に絶好の展開期となっているのである。とすれば、その正反対の島国民族日本人は、果たして生き残れるのだろうか、と思わずにはいられない。(P.93-94)
ユダヤ商人たちが商業のパイオニアとして生きることを運命づけられていったところで、どうやらユダヤ人の心は冒険精神として鍛えられていったようだ。ユダヤ人には、人のやらないことを率先してやる、ちょっと尻込みしそうなことでも思い切ってやってしまうという人がなかなか多い。(P.97-98)
第3章 独創を生む-タルムード頭脳開発システム
神さまの祝福を求めながら、人間のことは人間の力で解決する、というのがユダヤ人の考えなのだ。(P.102-103)
凄まじい頭脳開発システム=タルムード式教育の実際(P.104)
音・リズム・コトバ・思考の調和が「脳力」を飛躍させる(P.108)
タルムードを勉強する場合、そこでは音として、またリズムとしてのタルムードが、そして複数の言語が相乗するタルムードが、そして思考の複雑な回路としてのタルムードが、一つの全体として形作る調和を頭脳が受け止めていることになる。(P.110-111)
タルムードは全63巻、1万2千ページ。紀元前500~紀元500年の間に語り伝えられてきた伝承を、何千人という学者が集大成したもので、伝承の起源は5000年を遡るといわれる。まさにユダヤ人5000年の知恵の集積庫であり、あらゆる分野にわたる情報の大海である。(P.113)
タルムードのコトバはユダヤ教徒にとっては絶対的なものだが、重要なことは自分の頭を働かせなさいということなのだ。(P.113)
学校人にすすめたいあらゆる可能性を追求するタルムード的思考 (P.113)
そんなこと自明の理ではないか、というようにやらないところが、タルムードなのだ。とことんまで、考えられるあらゆる可能性について議論するのである。(P.116)
知識と智識はまったく異なる頭脳の活動だ(P.120)
タルムードにはいろいろな名言・格言が収録されているが、ボクは次のコトバをぜひ日本人にお勧めしたいと思う。
「貧乏な人に魚を一匹やれば、その人はその日だけは助かるけども、魚の釣り方を教えてあげればその人は一生助かる」
・・(中略)・・つまり「知」は「ある情報を知る」という単純な動作だけを表しているが、「智」は「知恵」を含み、考え、応用するという動作を表しているのである。
・・(中略)・・
ところでなぜこのコトバをとくに「日本人に――」というのかというと、日本人の多くがどうも目先の知識、テクニック、ハードにご執心の一方で、自分で身につける知識=知恵としてのアート、ソフトの方面に弱いという現実を感じるからなのだ。
もしかして、日本人は誰かが釣り上げた魚を工面してきて日々を暮らしているのではないのかな? もしそうならば、魚をいつまでも工面できるとは限らない。本当に魚の釣り方を自分のものにすることこそが、日本人の課題となってくるのではないだろうか。(P.120-122)
タルムードを勉強する目的は、なにかをそこから得るとか、なにかを身につけるためというのではなく、それがミツバ(善行)だからである。そしてタルムードの議論、タルムードで展開されていることそのものを学ぶのである。学ぶこと、それだけが目的なのだ。
とはいっても、実際そこからはたくさんのものを得ることができるし、身につくものがいろいろあることは当然のことである。
第一に、複雑な構造のものを分析する力が格段につく。これは凄いものだ。なにしろ、「究極の複雑」ともいうべきタルムードの絡み合った論法と取っ組み合いをするのだから、いやでも分析力がつくわけだ。専門的な構造分析、言語分析、精神分析、経済分析などを十分にこなせる素地ができる。ものごとの全体を一つのシステムとして見る力もこれで養われる。
また、まるで底なし沼のようにどこまでも深く突っ込んでいくタルムード論理に懸命についていくわけだから、推論の方法のさまざまなバリエーションを覚えることになる。論理の筋道がいくつもあるため、ははん?これだな、といって行ってみると違っていた、これかな思って行ってみても違う。そんなとことから、推論の立て方、進め方が自然にわかってくるようになるのである。この応用範囲は限りなく広い。推理小説の謎解きなどお手のもの、数学や物理に、経済に哲学にと、いくらでも活用することができる。
・・(中略)・・そして、すべてについていえることは、限界を突破する創造的な思考、行き詰まりをパッと乗り越えてしまうヒラメキ思考を生み出す回路への入り方、通り方が見えてくる。それはとことんまで追求する結果のことだが、その「とことん」という地点がどこなのかの感じがよくわかるのだ。
まあ、こんな具合にいいことづくめなのだが、ボクは真面目な話、タルムード頭脳開発法は、人間の教育の基本的な方法として応用できると思う。別にタルムードに即して勉強するというのではない。盗むべきはタルムード式のやり方である。(P.122-124)
いやいや、まだ全体の半分も終わってないのだが、きりがないのでここでやめておこう。キーボードに手入力で打ち込み写す作業は、「写経」みたいなもんだなあ。デジタル写経、か。
正直いってくたびれたけど、あらためて指を通じて、アタマのなかにたたき込まれた思いがする。
ただ、第6章 誰もいわない-不思議大国日本の欠陥発想 から一カ所だけ引用させていただく。
なぜ、日本人はこんなにもソフトに弱いのか?
自分でプログラムを組んでいてわかることは、これはまさしくタルムード思考の、例の複雑な論理そのものの現実化ではないか、ということである。ある条件ではこうしてみる、ある条件ではこんなふうにするということが、複雑に関連し合って絡み合うことが、本当にタルムード的なのである。だから、当然ボクにはプログラミングがぴったりくるのだろう。(P.188)
(* 太字強調部分は引用者による)
ざっと、抜き書きを読んでいただいて、どんな感想をもっただろうか。
2010年現在、著者の発言は、すでに時代遅れとなっているといえるだろうか・・・
いまから23年も前に出版された本であるが、本書を再読して思うのは、まだまだ日本人はユダヤ人から学ぶべきことが多い、ということだ。
日本人が書いたユダヤ本は多数あるが、ユダヤ人自身が日本語で書いた本書は実に貴重な一冊である。
ますます進展するグローバル化は、もはや不可逆の流れと行っても言いすぎではないだろう。複雑化する国際社会のなかで生きるしかない日本人にとって、大いに参考になるアドバイスに充ち満ちている。
こんなに中身がつまっていて有用な内容に充ち満ちた本書を絶版のままにしておくのは実に惜しいではないですか!
「復刊ドットコム」で運動を起こしましょう。私が本書『ユダヤ感覚を盗め!』の復刊リクエストを行いましたので、「復刊リクエスト」ページを訪れてみて下さい。
そしてぜひ「清き一票」を! もしかしたら復刊されるかもね・・・
P.S. 「タルムード」研究の映像化
ちなみに「タルムード」研究がどういうものかについては、ハリウッド女優で歌手のバーブラ・ストライサンドが監督・製作・主演・歌唱のすべてを行った、1983年度のミュージカル映画作品『愛のイエントル』(Yentle)をご覧になっていただきたいのだが、日本ではDVDがまだ販売されていないのが残念だ。ビデオがまだレンタルできるかどうかもわからないので、YouTube でトレーラー を見て欲しい。米国版の DVD はこちら。
原作は、イディッシュ文学の巨匠イツハク・バシェヴィス・シンガー(I.B. Singer)の短編小説 Yentle, the Yeshiva Boy である。ユダヤ人世界では、学問がまだ男にしか許されなかった時代、禁断の学問の世界に憧れ、ユダヤ教学院(イェシヴァ)に男装して潜り込むことに成功した19世紀東欧のユダヤ女性の物語。
自らもユダヤ系(ドイツ)であるバーブラ・ストライサンドが、圧倒的な歌唱力と演技によってにによって歌いあげる、亡き父親へに捧げられた作品。原作は基本的に「倒錯した性」を扱ったコメディとしての色彩が強いが、この原作に惚れ込んでいたバーブラ・ストライサンドの解釈で、人間の根源的欲求である、知へのやみがたい思いと、精神の自由への限りない憧れを謳い上げたこの映画は、感動的な作品となっている。
舞台は19世紀のポーランド、実際のロケはチェコで行われたらしい。冒頭シーンに登場するのはプラハのカレル橋である。自然描写もまた実に美しい。
とくに挿入歌の Papa Can you Hear Me? は感動的で、素晴らしい!YouTube にて。ラストシーンの、「約束の地」であった新天地・米国に渡る船上で歌われる主題歌 A Piece of Sky も。YouTube にて。父親に捧げたこの作品は、同時に米国への愛を歌ったものでもある。
バーブラ・ストライサンドのファンである私は、アルバム Yentle も聴きこんだものだが、この CD も日本版はすでに廃盤というのは残念。米国版は入手可能である。
(2012年7月3日発売の拙著です)
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