2014年9月30日火曜日

「におい」で秋を知る-ギンナンとキンモクセイは同時期に「臭い」と「匂い」を放つ・・・


キンモクセイが秋を感じさせてくれる芳香だとすれば、思わず鼻を突く異臭で秋を感じさせてくれるのがギンナンである。

通行者に踏みつぶされて空気中に拡散するギンナンの「におい」。イチョウ並木を歩いていることに気がつく瞬間だ。

「におい」がきついギンナンだが、拾い上げて手のひらにおいて眺めてみると、なんだか砂糖菓子のようでもある。そのまま食べてしまいたくなる。


ギンナンとキンモクセイはほとんど同時期に匂い(=臭い)を放つ存在だ。キンモクセイの匂い(=香り)に癒されてて秋を感じたつぎの瞬間、歩き続けるとギンナンの臭い(=異臭)にかき消される。

キンモクセイの香りとギンナンの異臭では感じ方は違えども、秋は秋である。

五感、とくに嗅覚ををつうじて秋を知る。また楽しからずや。






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