キンモクセイが秋を感じさせてくれる芳香だとすれば、思わず鼻を突く異臭で秋を感じさせてくれるのがギンナンである。
通行者に踏みつぶされて空気中に拡散するギンナンの「におい」。イチョウ並木を歩いていることに気がつく瞬間だ。
「におい」がきついギンナンだが、拾い上げて手のひらにおいて眺めてみると、なんだか砂糖菓子のようでもある。そのまま食べてしまいたくなる。
ギンナンとキンモクセイはほとんど同時期に匂い(=臭い)を放つ存在だ。キンモクセイの匂い(=香り)に癒されてて秋を感じたつぎの瞬間、歩き続けるとギンナンの臭い(=異臭)にかき消される。
キンモクセイの香りとギンナンの異臭では感じ方は違えども、秋は秋である。
五感、とくに嗅覚ををつうじて秋を知る。また楽しからずや。
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銀杏と書いて「イチョウ」と読むか、「ギンナン」と読むか-強烈な匂いで知る日本の秋の風物詩
キンモクセイの匂いが心地よい秋の一日
♪ ちいさい秋 み~つけた-ほのかな香りでその存在を知るキンモクセイ
嗅覚に敏感になるためには、「この国を出よ!」
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