ノモンハンの広大な平原を進軍日本陸軍第23師団の兵士 Wikipediaより
本日(2019年5月11日)は、「ノモンハン事件」の勃発からから80年にあたる。
「ノモンハン」事件とは、モンゴル人民共和国(現在当時)と満洲国(当時)のあいだで発生した国境紛争が武力衝突に発展した事件だ。 モンゴル人民共和国の背後にいたのはソ連(現在はロシア共和国)であり、満洲国の背後にいたのは大日本帝国(当時)だ。つまり、本質はソ連と日本と武力衝突であった。
モンゴル平原における関東軍(1939年) Wikipediaより
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「ノモンハン事件」は、「ハルハ河戦争」ともいう。現地では「ハルハ河」というからだ。現地の正確な情報が、地図作成に反映していなかったことが原因だ。 「ノモンハン事件」は、3ヶ月間つづき、日ソの双方ともに大きな損害を出して終わった。日ソ間で停戦交渉が成立した結果、ソ連は兵力をヨーロッパ側に集中することが可能となり、その翌々年(1941年)の「独ソ戦」につながっていく。
「ノモンハン事件」が「第2次世界大戦」につながっていったのである。 80年前の1939年は、昭和14年であった。
「令和」に改元されてからまだ11日。お祝いムードに水をさすつもりはないが、「昭和」はいつでもどこでも、ついてまわる。 「過去」を否定し去ることは、できないのである。
「ノモンハン事件」が「第2次世界大戦」につながっていったのである。 80年前の1939年は、昭和14年であった。
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