2026年4月4日土曜日

「歯科医が推奨する歯ブラシ TePe」 は、なんとスウェーデン製だった!(2026年4月4日)― 知られざる「グローバルニッチトップ」の存在を知る

 

歯磨き粉は長年にわたってクリニカを愛用しているので、歯ブラシもクリニカをつかってきた。

3ヶ月に1回は歯医者に通って定期検診を受けている。自発的というよりも、歯医者からつよく薦められたので仕方なくというのが真相だが、もうすでに数年つづいている。

昨年のことだが、担当してもらった歯科助手から、奥歯が磨けていないようだという指摘を受けた。、そして、とある歯ブラシを推奨された。

接触面が大きくて、やわらかいので奥歯まで届くのだという。なんだか断るのも気が引けたので、推奨された歯ブラシを購入することにした。消費税込みで350円は、けっして安くはない。

それ以来、たまに使ってはいたが、いままで使い慣れてきたクリニカをもっぱら使用していた。ところが、歯医者が推奨する歯ブラシばかり使っていることに気がついた。最近のことである。

その歯ブラシがだいぶくたびれてきたので、あらたに入手しようと思ったが製品名がスリ消えてみえなくなっている。それでは、ネット通販では入手できないな。

そこで、あらためて歯医者で定期検診を受けた際に、もう1本購入することにしたわけだ。

自宅に戻って、歯ブラシとその包装をよく見てみると、 Tepe と書いてある。「テペ」と読むのだろう。さらによく見ると、Made in Sweden とある。スウェーデン製ではないか!


(上掲の写真の拡大)


これだけ日本製の歯ブラシが普及しているのに、「歯科医が推奨する歯ブラシがスウェーデン製」だとは知らなかった。

さっそく TePe で検索してみると、Tepeジャパンの公式サイトが見つかった。そこには「TePe はお口と歯を健康に保つための様々な製品を提供しています。TePe のすべての製品は歯科医療専門家との協力のもとに開発されています。」と書かれている。日本での販売は代理店で行っているようだ。


人生に健康的な笑顔をもたらすために
TePeは、1965年に設立されたスウェーデンの非公開企業です。口の健康を促進することで、人生に健康的な笑顔をもたらすことが私たちのビジョンです。私たちは、予防的な歯科治療、歯間洗浄、および口腔と一般的な健康の関連についての認識を高めることを目指しています。私たちは高品質で機能的な製品とソリューションを通じて、すべての人に口の健康を実現できるよう努力しています。歯間ブラシ、歯ブラシ、ピック、特殊ブラシの完全なポートフォリオは、世界60か国の消費者および歯科専門家によって毎日使用されています。


ところが、TePe についての Wikipedia記事はスウェーデン語版しかない(2026年4月4日現在)。60カ国で販売されているのに英語情報がないのは不思議な話だ。

幸いなことにスウェーデン語であって自動翻訳で日本語訳がすぐに出せるので、だいたいのところはわかる。スウェーデン語版の Tepe Munhygienprodukter には、以下のように書かれている。


(スウェーデン語の原文)
Tepe Munhygienprodukter AB är ett privatägt svenskt företag, som sedan 1965 tillverkar munhygienprodukter som tandborstar. All design, utveckling och produktion bedrivs vid huvudkontoret i Malmö. Tepe har ca 500 anställda och dotterbolag i Norden, Tyskland, Storbritannien, Italien, Benelux, Frankrike, USA och Australien. Tepes produkter säljs i mer än 80 länder.

(自動翻訳の日本語)
Tepe Munhygienprodukter AB は、1965年から歯ブラシなどの口腔衛生用品を製造しているスウェーデンの非公開企業です。設計、開発、製造はすべてマルメの本社で行われています。Tepe は約500名の従業員を擁し、北欧諸国、ドイツ、イギリス、イタリア、ベネルクス三国、フランス、アメリカ、オーストラリアに子会社を展開しています。Tepeの製品は80カ国以上で販売されています。



自分が読めない外国語も自動翻訳で読めるというのは、テクノロジーの急速な発展のおかげだ。便利な時代になったものだ。

そういえば、スウェーデンを代表する企業 IKEA も非公開の同族企業(ファミリービジネス)だったな。北欧には非公開の同族企業が多いのだろうか。とはいえ、 非公開の同族企業 Tepe Munhygienprodukter AB 社も、もっと情報発信を積極的に行うべきではないだろうか?

「歯科医が推奨」というブランディングには専門性という優位性があるが、歯医者でしか見かけることがないという印象をあたえてしまうからだ。販売チャネルの問題だ。

調べてみると amazon にも販売しているようなので、次回からはネット通販で購入しようと思っている。もちろん、消費者が使い始める導入が「歯科医による推奨」というのは、今後もきわめて説得力があることは間違いない。

TePe のような会社を「グローバルニッチトップ」(GNT)というのだろか? 知らないことは、まだまだ多いと実感する今日この頃である。いや、自分が知っていることなど、ほんの少しでしかなのだな、と。



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