2018年5月28日月曜日

「ソーセージ&ビール フェスティバル」(JR津田沼駅前)に参加してみた-ストーリーで町おこし


 「ソーセージ&ビール フェスティバル」(津田沼駅前)に立ち寄りで参加、現在売り出し中の「習志野ソーセージ」を千葉県の地ビールである安房ビールの黒で味わう。 

この「習志野ソーセージ」は、第一次大戦中の青島(チンタオ)攻略戦で戦争捕虜となったドイツ人兵士から伝授されたレシピにもとづくのだとか。習志野には陸軍基地があり、基地内に設置された「俘虜収容所」に収容されたドイツ人兵士のなかにはソーセージ職人もいたのだという。その味を現代に再現したものだそうだ。


    

グリルしたソーセージからは熱々の肉汁が飛び出してきて旨い。 当然のことながらビールにはよくあう。

「安房ビール」は、房総半島の南房総市にある地ビールの醸造所がつくっているもの。黒ビールしか残ってなかったが、ドイツ風のドゥンケルで味は良し。選択は正解であったといえよう。



 「地ビール×ご当地ソーセージ」の組み合わせは、村おこしならぬ、町おこしか。

日本の地方は、もっとドイツのように地方色を前面に打ち出したらいい。金太郎飴のように全国チェーン店ばかりが増え続けている現在の日本は、救いようがないほどに画一化が進んでしまっている。こうした状況へのアンチテーゼとして、土地にまつわるストーリーを掘り起こしてどんどん推進すべきだ。

キーワードは、その土地にまつわるストーリーである。「習志野ソーセージ」の場合は、第一次世界大戦のドイツ人捕虜だ。どんな地域でも、それなりのストーリーが発見できるはずだ。ぜひ掘り起こしてみて欲しい。







<関連サイト>

ソーセージ&ビール フェスティバル(習志野ソーセージ公式ブログ)

「安房ビール」(公式サイト)


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