2019年7月16日火曜日

JBPressの連載コラム第56回は、「ヘレン・ケラーが涙した全盲の学者、塙保己一の偉業-完成から200年、生涯を懸けた「群書類従」プロジェクト」(2019年7月16日公開)


JBPress連載コラム第56回目は、ヘレン・ケラーが涙した全盲の学者、塙保己一の偉業-完成から200年、生涯を懸けた「群書類従」プロジェクト(2019年7月16日公開)

⇒ https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56995

今回は、いまから200年前に日本で達成された "知られざる偉業" について、あえて取り上げたいと思う。


それは「群書類従」(ぐんしょるいじゅう)の完成である。知る人はあまり多くないかもしれないが、「群書類従」と、そのプロジェクトを生涯かけて推進した人物については、この機会にぜひ知ってほしいと思う。

「群書類従」とは、古代から江戸時代初期までに成立した国文学と国書に関する書籍を集成し、書籍として刊行した一大ライブラリーである。



(塙保己一史料館に保管されている「群書類従」の版木 筆者撮影)

1273種類、全666巻(+目録が1巻)からなる。1778年に編纂作業が始まり、200年前の1819年(文政2年)に完成した。なんと41年かかって完成した民間主導の半官半民プロジェクトであった。


現代風にいえば、日本における「パブリックドメイン」化の最初の事業ということになろう。その意義は計り知れない。


プロジェクトの中心にいたのは、塙保己一(はなわ・ほきいち)だ。7才で全盲になった天才学者。



(ヘレン・ケラーがなでまわして涙した塙保己一のミニ銅像 筆者撮影)

ぜ全盲の学者が、それほど大きなプロジェクトを構想し、企画を実行することができたのか?


つづきは本文で  ⇒  https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56995








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