すでに今年のはじめには第15巻が出版されていたのだが読まないまま年末になってしまっていた。第16巻が出版されたのを機会に、15巻と16巻をつづけて読むことにした。
14巻までと大きな変化といえば、帯にもあるようにテレビドラマ化されたことだろう。キャスティングにかんしては申し分ないと思うが、原作のマンガの読者としては、自分のアタマのなかに作り上げたイメージというものがあるので、どうしても実写版とは違和感が残る。
食事を作って食べるという日常行為であるが、その繰り返しを送りながらも、確実に月日はたっていくたっていくことに気がつかされる(というか、そういう形で前に進めている)のがこのマンガ。終わりなき現在ではなく、知らぬ間に過ぎていく時間という設計。人生とはそういうものであり、じつに巧みな構成であるとも言える。
50歳代となり責任あるポジションについた主人公2人は、今後どうなるのか楽しみだ。
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