2021年1月31日日曜日

映画『マイノリティ・リポート』(2002年、米国)-「網膜情報」による近未来の「監視社会」のリアリティ


昨年2020年12月のことだが、映画『マイノリティ・リポート』(2002年、米国)を視聴。スピルバーグ監督と主演トム・クルーズのコラボ作品。146分が短く感じられる。この映画は、まだ見てなかったのだ。  

舞台設定は、2054年のワシントンDC。犯罪予防局が犯罪実行前に容疑者を逮捕するシステムのおかげで犯罪がゼロとなったユートピア状態。

犯罪予知を行うのは電極をつけられた、予知能力をもった3人の生身の人間。だが、これは2021年現在なら  AI に置き換えるべき設定だろう。 




網膜情報ですべてがコントロールされた世界。これは、もう間近に迫っている未来世界といっていいだろう。

だが、それはほんとうにユートピアなのか、それともディストピアか? 

すでに中国ではこのような監視社会化が進行していることは周知のとおり。中国以外もみな、じつは日本も含めてこの手の監視社会を志向しているようだ。

良い悪いは別にして、おそらく人間は慣れていくのだろうが・・・ 

いろいろ考えさせられる近未来ものSF映画である。


 


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