2021年5月6日木曜日

映画『ザ・ゴーレム』(2019年、イスラエル)を視聴(2021年5月5日)ー ユダヤの「ゴーレム伝説」の最新リメイク版は17世紀後半のリトアニアが舞台

 
映画『ザ・ゴーレム』(2018年、イスラエル)を amazon prime video で視聴。94分。セリフは英語。こんな映画が製作されて、しかも公開されているとは、視聴する前日まで知らなかった。 

16世紀プラハに始まるユダヤの「ゴーレム伝説」を、17世紀後半のリトアニアのユダヤ人コミュニティを舞台に描いた作品だ。「ゴーレム」とは、ユダヤ民族を守るための人造人間のことである。

息子を亡くして悲嘆にくれてから7年、ふたたび子ども亡くしてしまうことを恐れて、ヒーラーの力を借りて堕胎に頼ってでも出産をひたすら避けてきた妻が、「ユダヤ神秘主義」(というよりも「ユダヤ密教」といったほうが適切だと思うのだが・・)の「カバラ」の秘法で、無生命の土くれから呪文によって生命を造りだしてしまったのだ。それが人造人間ゴーレムだ。

子どもの姿のゴーレムは、超能力を発揮してユダヤ人コミュニティを異教徒から守ってくれる救済者となったが、コントロール不能の怪物と化してしまう・・・。 



19世紀英国で生まれたフランケンシュタインは、このゴーレム伝説の延長線上にあるのだろうか、近年はだいぶ下火になっているが、西洋人が潜在的にロボットに恐怖感を抱く伏線がそこにある。

ぉの映画じたいは、おどろどろしい映像の怪奇スリラーものだ。ロケはウクライナで行われたようだ。 原題は The Golem で、日本語タイトルが『ザ・ゴーレム』となっているのは、戦前のモノクロのサイレント映画の『ゴーレム』と区別するためだろう。 

さて、映画を視聴したのは昨日だが、アップした本日5月6日は、なんとゴーレム(=「ご05」ー「れむ06」)ではないか! 

けっして意図したわけではないのだが、なんという符合であることよ!




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