鹿島神宮と香取神宮はつづけて同日に参詣したことがある。いまから10年以上前のことだ。
前回は、JR香取駅で下車して香取神宮まで歩いて往復、ふたたび香取駅からJR鹿島線で鹿島神宮駅まで行って鹿島神宮を参詣したと記憶しているが、順番は逆だったかもしれない。
今回は、JR佐原駅から旧市街を経て、本来の参詣コースを歩いて香取神宮に向かった。
香取神宮は、こんもりした森に囲まれた丘の上にある。境内には、御神木をふくめて樹齢千年超えの杉の木も多い。明治神宮の参道に似ているが、100年の歴史しかない明治神宮とはケタが1つ違う。
本殿を参拝する前に、まずは「要石」(かなめいし)に向かう。
「要石」といえば鹿島神宮という連想があるが、じつは香取神宮にもあることは、つい最近知ったばかりだ。
「要石」は、民間伝承で地震の原因となる大ナマズを押さえつけているという石のこと。地表に露出している部分は小さいが、地面の下には巨大な岩石として存在しているという。氷山の一角、なんてものじゃないのだ。
香取神宮は小高い丘のうえにあり、しかも巨石が境内に存在するということは、つまり「巨石信仰」がその原点にあるということなのだろう。
5千年前の「縄文海進時代」にも陸地であった場所であり、香取神宮として成立する以前から、信仰の対象であったのだろう。
(本殿)
そんなことを考えながら本殿を参拝し、境内を歩いて巡ってから、下界に降りる。
(御神木は樹齢千年!)
■香取神宮まではイントロ。息栖神社までが前半戦
つぎの目的地は息栖(いきす)神社であるが、これが歩くとじつに遠いのだ。GoogleMapで調べてみると、ノンストップでも3時間の時間距離である。
さあ、気合いを入れて歩いて行くことにしよう。まだまだ脚の状態に問題はない。というよりも、ぜんぜん足が軽い。とにかく前進あるのみ!
(つづき)
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