2019年6月18日火曜日

JBPress連載コラム第54回目は、「発見に満ちている人工河川・利根川の“流域”-平時から身につけたい流域の視点と発想」(2019年6月18日公開)


JBPress連載コラム第54回目は、発見に満ちている人工河川・利根川の“流域”-平時から身につけたい流域の視点と発想(2019年6月18日公開)
⇒ https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56707



今回は、利根川を「流域」という観点から考えてみたいと思います。関東を群馬県の水源から千葉県の銚子河口まで流れる利根川は、日本最大級の大河川。その利根川は江戸時代は水運で栄え、幕府にとっては戦略的な大動脈であった!

ところが、利根川が現在のような形になってから、まだ400年足らず。江戸時代初期に60年かけた大工事で、流れが変えられたのです。


(『利根川図志』と『新・利根川図志』 筆者撮影)

そんな利根川について、「流域」という観点から捉えたのが、幕末に生きた下総国布川の医師・赤松宗旦(あかまつ・そうたん)。下総国布川は、現在の茨城県北相馬郡利根町です。


(『利根川図志』の著者・赤松宗旦の旧宅 筆者撮影)

その著書『利根川図志』と柳田國男による日本民俗学の誕生にまつわる秘話を紹介します。

(「柳田國男記念公苑」のパンフレット 筆者撮影)



 「流域」の発想で地域を元気に!!!







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(2019年6月21日 情報追加)


 
(2019年4月27日発売の拙著です)



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