昨日(2019年11月6日)のことだが、仕事で移動中、昼食時間帯に千葉県北西部でとあるコンビニで休憩していたら、同行者が駐車場に隣接する空き地にスイカを発見した。
「ほら、あそこにスイカがあるよ!」
「スイカ? どこに?」
「あそこ、あそこ!」
「ああ、ほんとだ。スイカだねえ。でも、なんでここにスイカが?」
枯れ草がからまっていたので、取り除くと、スイカの形がはっきりと現れた。
小玉スイカくらいの大きさだ(写真参照)。
スイカは蔓(つる)につながったまま。豚のしっぽのようなというか、カボチャの蔓にも似たスイカの蔓だ。右側にたどっていくと茎にたどりつきた。
いやあ、それにしても、スイカには生命力あるなあ! 11月のこんな季節に、こんな場所でスイカに遭遇するとは! スイカの原産地の1つはアフリカ南部のカラハリ砂漠のはずなのだが・・・。今年の日本は(すくなくとも関東地方は)秋でも温暖な天気が続いていたからかな。
(カラハリ砂漠の野生スイカ Wikipediaより)
栽培目的の場合、スイカは病虫害に弱いので、通常はカボチャやカンピョウなど、おなじウリ科の植物の苗に接ぎ木する。このスイカが、病虫害の被害にあってないのはなぜだか
わからない。もともとスイカは強いのだろうか。現在は庭付きの家に住んでないので残念だが、スイカのタネを蒔いて自分でも実験してみたい。
もちろん、このスイカはそのままの状態で放置しておきました。もし熟したら、鳥がついばむのではないかな? その前に初霜が降りるようなことがあったら、完熟する前に枯死してしまうだろうが・・・。
<ブログ内関連記事>
タイのホテルの朝食はオールシーズン「フルーツ三点セット」-タイのあれこれ(番外編)
・・スイカ、パパイヤ、パイナップル。タイではスイカは小玉サイズかラグビーボール型。地方では道路沿いに積み上げられて販売されえている。
万病に効く!-パパイヤ健康法のススメ
「世界のヒョウタン展-人類の原器-」(国立科学博物館)にいってきた(2015年12月2日)-アフリカが起源のヒョウタンは人類の移動とともに世界に拡がった
・・ヒョウタンもウリ科。スイカもウリ科。ともにアフリカ原産。ヒョウタンは道具として、スイカは水がめとして人類にとって欠かせない。
冬瓜は夏から秋にかけてが収穫期-次から次へと花が咲き実がなるが冬には枯れる
カンボジアのかぼちゃ
ゴーヤ棚はすでに日本の夏の風物詩
ひさびさにカラスウリを見つけた-晩秋になるとオレンジ色に熟したカラスウリが目に入る
『農業全書』に代表される江戸時代の「農書」は、実用書をこえた思想書でもある
・・元禄年間に出版された『農業全書』には、西瓜(すいか)の栽培方法が記載されている。「西瓜、水の多き物なる故、水瓜と云ふにあらず。是もと西域より出たる物也。故に西瓜(てんぢく)の号あり。以下略」。
(2019年11月14日、16日 情報追加)
(2019年4月27日発売の拙著です)
(2017年5月18日発売の拙著です)
ツイート
ケン・マネジメントのウェブサイトは
ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。
禁無断転載!
end