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2009年5月10日日曜日

新緑の風に誘われて明治神宮を参拝(2009年5月10日)




 ジャマイカフェスティバル2009が代々木公園で行われているというので、天気もいいことだし出かけてみたが、単なる縁日みたいなかんじだったので、そこは早めに切り上げることとした。

 カリブには1991年に英国領グランドケイマン島にいって友人とスキューバダイビングしているのだが、その時にケイマンで現地人から耳にしたジャマイカの悪評を思い出した。私はよほどジャマイカとは相性が悪いのだろうか?

 せっかくなので、脚の向くままに明治神宮の森へと散策を行った。本日のように天気がいいと、鬱蒼と茂った森の中を歩くのは実に気持ちいい。都会のど真ん中で森林浴を楽しめる。なんせこの5月の新緑の匂いは格別なのだ。

 もちろん明治神宮まで参道をゆっくりと歩いて行くのだが、この玉砂利の参道は国際色豊かで、さまざまな人が散策を楽しめる東京では有数の観光スポットなのだろう。金髪の白人はそれとすぐに識別できるが、黒髪のアジア人は日本人なのか中国人なのかは耳に入ってくる会話を聞かなければわからない。それでも、中国人だけでなく、なんとタイ人観光客たち(今年の三月末までバンコクにいた私にはそれがタイ語であることはすぐにわかる)も少なからずいることがわかって面白い。タイ人でも華人系だと見た目は日本人とほとんど区別できない。

 明治神宮は観光スポットでもあるが、一方近年はパワースポットとしても有名になりつつあるようだ。神社がパワースポットであるのは当然だが、歴史が百年にも満たない明治神宮が東京でもかなり有数のパワースポットとなっていることは面白い。晴れた日も、曇った日も、また雨の日ですら何やら歩いて気持がいいのは、神社の森のありがたいことである。

 御手水舎で手と口をすすぎ、参拝を行う。明治神宮に来るのはもう何回目かわからないが、お賽銭を入れて、二拝二拍手一拝、この瞬間を実に気持ちよいと感じるのは、日本人としては自然な感情であろう。

 結婚式をやっていた。神官が先導する花嫁花婿の行列に、外国人観光客が撮影している風景、きっと日本古来のしきたりをみることができてラッキーとおもっているのだろう。神前結婚は大正以降のもので、いわば「作られた伝統」でしかないのだが。これは日本人でも知る者は少ない。

 お守り販売所などをひやかしながら歩いていると、「教育勅語」が書かれた短冊が「無料でお持ちください」と置かれたアクリルケースに入れている。なんとなしに一部取って中身をみると、「教育勅語」の裏はなんと「五箇條の御誓文」になっているではないか。五箇條の御誓文は内容が素晴らしい。久々に読み返してみてなおさらその感を強くした。せっかくなので原文を転載しておこう(写真参照)。

 五箇條の御誓文

一、広く会議を興し、万機公論に決すべし
一、上下(しょうか)心を一(いつ)にして、盛に経綸を行ふべし
一、官武一途庶民に至る迄、各(おのおの)其(その)志を遂げ、人心をして倦まざらしめん事を要す
一、旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし
一、智識を世界に求め、大(おおい)に皇基を振起すべし

我国未曾有の変革を為さんとし、朕(ちん)躬(み)を以て衆に先(さきん)じ、天地神明に誓ひ、大に斯 (この)国是を定め、万民保全の道を立んとす。衆亦此(この)趣旨に基き協心努力せよ。

         明治元年三月十四日

 鳥羽伏見の戦い(1868年)で幕府側についたために「負け組」となった貧乏公家の末裔である私は、明治以降の近代日本にはアンビバレントな感情ももっているのだが、五箇條の御誓文その出発点にもつことで明治維新は基本的に肯定してきた。明治の出発点で、これだけすばらしい宣言がすべての人に向けて発信されたのである!昨年は1868年の明治維新から140年、その際行われた奉祝コンサートにも出かけたが、すでに約五世代が過ぎ去っている。「勝ち組」も「負け組」も、恩讐を超えて、良い点は良いとして受け止めるべきなのだ。

 五箇條の御誓文に続いて、明治天皇御製と昭憲皇太后御歌一日一首が載せてある。参考までに昨日9日と本日10日のものを載せておこう。奇数日は御製、偶数日は御歌である。
 
 9日 世の中の人におくれをとりぬべしすすまむ時にすすまざりしは(明治天皇御製)
10日 人ごとによきもあしきもこころしてきけばわが身のためとこそあれ(昭憲皇太后御歌)

 いわば人の道を説いた道歌なのであるが、日本の西欧近代化を推進した一方、こうしたわかりやすい表現で一般民衆を導いた明治帝は、まさに明治大帝と呼ぶにふさわしい。

 そして何よりも、崩御の後、明治神宮の森という形で首都のど真ん中に、これだけの規模の森が作られ、そして守られてきたことは、日本国民だけでなく、世界にとっても、最大の贈り物といえるだろう。