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2021年12月5日日曜日

書評『雲奔る 小説・雲井龍雄』(藤沢周平、中公文庫、2012)-「維新の敗者」への鎮魂歌として文学作品はふさわしい。

 

雲井龍雄は、幕末に生きた米沢藩士。幕末の志士によくあるように、雲井龍雄は変名で、本名は小島龍三郎。このほか遠山翠(とおやま・みどり)なる変名も使用している。

苦しい生活を強いられた下級武士だが、秀才だったこの人物は、幕末の動乱期に大きな志を抱いて江戸で安井息軒の塾に学ぶことができ、ようやく願いが叶って探索方(・・現代風にいえばインテリジェンス・オフィサーとなろう)として動乱の京都を舞台に活躍した。 

会津藩を裏切った薩摩藩に対する激しい怒りから「討薩の激」という名文を執筆、薩摩と長州を離間させる工作に奔走するが最終的に失敗、戊辰戦争においては米沢藩の奥羽列藩同盟からの離脱、会津落城など、めまぐるしく動く複雑な政治状況に翻弄される。 

薩長を中心とする新政府成立後は、反政府陰謀を企てているという嫌疑を一方的にかけられ、新政府によって非命にも斬首、梟首(=さらし首)となった。享年27歳。明治3年(1871年)のことである。 いまから150年間のことになる。


雲井龍雄のことは、村上一郎の『幕末 非命の維新者』(中公文庫)ではじめて知った。村上氏は「幕末・維新第一等の漢詩人は、雲井龍雄であろうかと思われる」としている。その漢詩は、明治時代前半には、北村透谷や自由民権運動の関係者によく読まれたという。 

雲井龍雄について大いに関心をかきたてられたものの、これといった本がないので、この藤沢周平の歴史小説を読んでみることにした次第。 明治になってからの雲井龍雄が、下総船橋海岸の鷺沼(現在の習志野市鷺沼)で旧同志に会ったという記述に関心をそそられる。雲井龍雄との縁がほのかに存在するからだ。

山形出身の作家が、郷里に生きた実在の人物を主人公にしたもので、なかなか面白かった。たまには歴史小説もいいものだ、と思う。挫折した敗者への鎮魂歌として、文学作品はふさわしい。




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