9月の長雨シーズンがようやく終わって、10月の秋晴れの季節になった。本来ならどこかに出かけるべきなのだろうが、週末の土日は amazon prime でTVアニメをまとめて視聴することに費やした。失われた時間を取り戻すためだ。
視聴したのは『呪術廻戦』(2022年)の「シーズン1」で全24話。人気アニメなのであえて説明するまでもないが、Wikipediaの説明を借りれば、「人間の負の感情から生まれた化け物や呪霊を、呪術を使って祓う呪術師の戦いを描いたダークファンタジー・バトル」となる。
(シーズン1 PV第1弾)
テイストは『鬼滅の刃』に似ている。「呪霊」が実体化した怪物との一対一のバトルが基本。血湧き肉躍る派手なバトルシーンに、グロテスクな怪物から飛び散る鮮血のスプラッター。おどろおどろしいまでの映像美。
なによりも映像が妖しいまでに美しい。幕末の浮世絵師、歌川國芳やその弟子である月岡芳年の世界を髣髴とさせる、日本的美意識の発露。日本的唯美主義。劇画の世界。無惨絵。奇想の系譜。
(歌川国芳の「半上弾正ノ忠新景 山椒魚退治」Wikipediaより)
大正時代に舞台が設定された『鬼滅の刃』では、もともと人間であったのに鬼となってしまった者たちとの闘いである。舞台設定が現代の『呪術廻戦』では、基本的に人間の呪いという、負の感情が生み出した目に見えない呪霊が実体化した化け物である。後者には、もともと人間であったものも含まれる。
バイオレンスアクションもので「レーティング」が「+16」となっているが、小学生でも高学年なら視聴してまったく問題ないのではないかな? 自分も小学生の頃、リアルタイムでTVアニメの『デビルマン』なんて見ていたからなあ。
(オープニング主題歌)
主人公は、東京郊外とおぼしき土地にある「呪術高専」の1年生だから、15歳から16歳くらいか。主人公は仙台、同級生になった紅一点の女子は、盛岡からさらに4時間もかかる地方出身という設定。ともに東北出身というのが興味深い。
姉妹校が京都という設定もまた面白い。言うまでもなく、京都と東京は日本有数の、いや世界有数の怨霊都市である。
呪術師として、かずかずの試練を乗り越えてステージを上げていく設定になっている。段位でランク付けがされる日本の武道につうじるものがあるが、こういうのが日本人は好きなんだな。ゲームをクリアしていく感覚でもある。
ダークファンタジーで、バイオレンスアクションものであることが、海外でも大いに受けるのだろう。この点は『鬼滅の刃』とおんなじだ。セリフの意味はよくわからなくても楽しめるからね。
とはいえ、正直なところアニメを見ているだけでは、日本人でもやや理解しにくい世界観がある。とはいっても、そこまで深入りして探求するつもりはないのだが・・・
「シーズン2」も23話あるが、つづきはまた週末ということにしておくか。
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