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2009年5月9日土曜日

善光寺御開帳 2009 体験記




 今年は7年に一回の御開帳の年にあたる。ということで私も、時間的な余裕があるので(もちろんそれだけが理由ではないが・・)、さる4月23日にでかけてみた。御開帳の期間は5月末までだが、連休がものすごく混むであろうことが予想されていたためだ。

 牛にひかれて善光寺参り、これで1984年以来、通算3回目の参拝である。前回の御開帳の時は、時間的余裕はあったのだが、なんとなくやり過ごしてしまった。したがって今回が御開帳初体験となった。
 善光寺は宗派には関係ないが、とはいえ天台宗と浄土宗が中心になって管理運営している。つい最近天台宗の総本山である比叡山にいったばかりなので(浄土宗の宗祖法然上人はもちろん比叡山で修業)、なにやら仏縁を感じるばかりである。 

 まず「回向柱(えこうばしら)」という巨大な一本木から作った卒塔婆にまず触れるのだが、これが平日とはいえ30分くらいの待ち時間があった。回向柱と御本寺は糸で結ばれており、この柱にふれることで極楽往生が可能となる(*写真に写っている腕時計のついた手は、右手で撮影した私の左手)。

 御本尊は「前立(まえだち)本尊」という。7年に一度だけの御開帳だが、この御本尊事態が複製で、ホンモノは秘仏として誰も目にすることがないというのもまた驚きだ。内陣はやや暗いのだが、平安時代にとくにあらゆる階層の人間に強い願望のあった極楽浄土が表現されている。

 今回何よりも強く宗教的な(あるいはスピリチュアルなといってもいいか・・)感覚を覚えたのは、「お戒壇(かいだん)巡り」であった。
 御本尊の真下の真っ暗な回廊をめぐるのだが、この回廊は全長45メートルもあるという。
 回廊は、これが本当に真っ暗で、5メートルも進むとまったく何も見えない暗闇となるのだ。御開帳の最中ということもあり。、数珠つなぎといっていいほど人が戒壇めぐりをするので、いったん中に入ったら怖くなっても後ろがつかえているので引き返すこともできない。まさに inch by inch で、壁を手で触りながら手探りで前に進むしかないのだ。
 腰のあたりを右手で手探りで探りながらだいぶ進むと、突然手に「極楽の錠前」を探り当て、思わずしっかりとつかむことになる。この時はうれしさのあまり、無意識のうちに右手につかんだ鉄製の重い錠前を二度も、三度も上下に振ってガチャン、ガチャンと音を鳴らしている自分に気づくことになる。この感激は体験した者にしかわからないだろう。これによって極楽往生は完全に約束されたのだ、救われたという実感をもつ瞬間(Moment of Truth)である。これで安心して残りの人生を生きていくことができる!
 そしてしばらく壁づたいに進むと、ほのかに光が差し込んでくる。闇に差し込む一条の光、まさに浄土の光である!中世の人間はまちがいなくこう感じたはずである。
 これは胎内めぐりであり、その意味で生と死の象徴ともいえるだろう。一度死んで暗いトンネルをくぐったあと再び蘇る。いわば生と死のイニシエーション体験なのである。

 さて、善光寺参りの後はもちろん門前で信州そばを食べる。ざるそばがうまいなあ。低カロリーでなおよし。

 参道を長野駅に戻る途中に西光寺というお寺がある。かるかや山という名前のとおり、説教節の刈萱ゆかりのお寺である。「月に村雲 花に風 散りて儚(はかな)き 世の習い・・・(以下略)」の刈萱である。善光寺は比叡山と密接な関係があるが、刈萱を通じて高野山ともつながりがある。刈萱の主人公である石童丸は高野山で修業している。日本というのは、現代人には見えなくなってしまったが、こうした神仏のネットワークでつながった国なのである。

 善光寺が南向きに建てられていることはご存じだろうか?これは別所温泉の北向観音の存在を知ると意味をもってくる。善光寺は南向きで来世の幸せを、北向観音は北向きで現世の幸せを祈る。こういう形でこの二つは対になっており、片方だけでは片詣りになってしまうという。

 今回は別所温泉に宿をとり、二日目に善光寺を参拝するという日程とした。善光寺参りのあとは北向観音に参り、信州の鎌倉と呼ばれる別所温泉で精進落としをし、おいしい料理をいただき、温泉で癒される。
 今回はこういう旅なのであった。


<関連サイト>

善光寺お戒壇めぐり(善光寺の公式サイト)






(2012年7月3日発売の拙著です)







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