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2009年5月4日月曜日

「円安バブル崩壊」


                       
 1997年の金融危機から10年あまり、昨年のリーマンショックが引き金となった世界経済危機は、トヨタショックという形で日本の製造業に大きな打撃を与えた。4割から5割の減産が当たり前になっている。
 これは正直いって敗戦にも匹敵する壊滅的状態である。
 経済学者の野口悠紀雄によれば、これは「円安バブル」の崩壊だという。つまり、米ドルに対して円安基調が維持されてきたこの約5年間は、とくに製造業の構造的問題を先送りにしたままま、円安という神風に吹かれたなかで棚ぼた式に発生したバブルに他ならないのだ、と。アメリカという借金漬けの、垂れ流し的消費を続けてきた国を主たる輸出先とした経済構造となってきたのだ。実は、中国の輸出も、日本製造業の中国生産拠点を通じての迂回輸出にすぎないのだ、と。
 となると、今後しばらくは円安になることは考えられない現在、製造業もまた復活にはかなりの時間がかかるということだ。しかも、私自身の感覚的な話だが、昨年ピーク時の7割前後までしか回復しないのではないか、と感じている。しかもその7割ですら3年から5年後のことだろう。
 なぜなら、円高基調が続けば、かつての1985年からの数年のように、東南アジアそして中国へ量産型製造業は大幅に移転することとなり、これらの国々から日本が輸入したほうが合理的だ、という結論になるためだ。
 一言でいえば日本の「製造業の空洞化」がさらに本格化するということだ。今回はもう逆戻りはあるまい。
 東京大学の藤本隆宏教授が説く「ものつくり」は、生産だけでなく設計から始まるコンセプトだが、果たして、試作設計だけの製造業が可能なのだろうか?製造基盤がないまま設計だけが可能だろうか?アメリカの製造業がだめになったのは過度のオフショアリングのせいではないのか? さまざまな疑問が浮かんでは消える。
 この6年半、金融の世界から製造業の世界に移り、さらにこの約3年間タイ王国での製造業関連ビジネスに従事した私が感じるところである。
 最近読んだ経済学者(いや広い意味での社会科学者というべきだろう)都留重人の自伝に、彼の師であるシュンペーターが、関東大震災後の1925年当時の日本の経済発展は、「創造的破壊(creative destruction)」の好例だといっていた、という一節があった。これは一つのヒントとなるだろう。
 では具体的に、この日本は(いやこれはあまりにも一般的すぎるな・・)、私自身は何をなすべきなのか、自問自答する今日この頃である。   
 答えは各人が一人一人実践を通じて考えるしかない。