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2010年3月4日木曜日

書評 『マネーの公理-スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール-』(マックス・ギュンター、マックス・ギュンター、林 康史=監訳、石川由美子訳、日経BP社、2005)




人間心理に精通した米国人投機家が書き記した「投機の箴言集」。これはまさに人生の知恵そのものだ

 本書は、米国人である著者が、彼の父親もその一人であった、スイス人銀行家たちの何世代にもわたって伝えられてきた投資(=投機)の法則を、12の「公理」と16の「副公理」に整理した「投機の箴言集」である。投機の世界だけでなく、人生そのものの知恵について記されたかの印象を受ける本である。

 読むと実に面白い本である。原著は1985年に米国で出版されて以来、金融界では知らぬ人のないロングセラーであるという。原題は The Zurich Axioms: The Rules of Risk and Reward Used by Generations of Swiss Bankers, 1985、「チューリヒの公理」のチューリヒとはスイスの国際金融都市であり、「チューリヒの小鬼(グノーム)」といえば、国際市場に大きな影響力をもっている投機筋を意味することは金融界では常識である。本書を読むと、なぜスイスが金融王国となっているか、その一端を理解することもできるのだ。

 本書で特に重要なのは、投資(=インベストメント)というものは、本質においてすべて投機(=スペキュレーション)であるといい切っていることだろう。その前提にたって、守るべき法則が「公理」として語られている。株式や債券はもちろんのこと、商品(コモディティ)、金(ゴールド)、アート、アンティーク、不動産、そして年金や保険まで含めた「投機」のすべてに当てはまる公理集である。

 せっかくの機会なので、「公理」をすべて紹介しておこう。ただし、すべて読んだところで実行できなければ意味はないことはいうまでもない。

 はじめに:公理とは何か、どこからきたのか
第一の公理:リスクについて
 心配は病気ではなく、健康の証である。もし、心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ
第二の公理:強欲について
 常に、早すぎるほど早く利食え
第三の公理:希望について
 船が沈みはじめたら、祈るな。飛び込め
第四の公理:予測について
 人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかると言う人を、たとえわずかでも信じてはいけない
第五の公理:パターンについて
 カオスは、それが整然と見え始めない限り、危険ではない
第六の公理:機動力について
 根を下ろしてはいけない。それは、動きを鈍らせる
第七の公理:直観について
 直観は、説明できるのであれば信頼できる
第八の公理:宗教とオカルトについて
 宇宙に関する神の計画には、あなたを金持ちにすることは含まれていないようだ
第九の公理:楽観と悲観について
 楽観は、最高を期待することを意味するが、自信は、最悪の場合にどのように対処するか知っていることを意味する。ただ単に楽観的というだけで行動してはならない
第十の公理:常識について
 多数派の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている
第十一の公理:執着について
 もし最初にうまくいかなければ、忘れろ
第十二の公理:計画について
 長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ


 本書で著者が試みているのは、いわば投機にかんする「暗黙知」を「形式知」に変換する試みだといってよい。こういった内容の本は無数にあるが、本書が類書と大きく異なるのは、「こうすれば成功する」といった成功法則よりも、「こういう失敗はすべて避けよ」という指針が全編を貫いているのが特色であることだ。
 著者の基本姿勢は、「リスクを取らなければ財産は増えないから大いに投機せよ、しかし手堅くうまくやれ」ということだ。いいかえれば、投機においては小さな損失は仕方ない、しかし大きな損失を出さないで済ませることが重要だ、ということになる。
 本書に紹介されている数多くの失敗談を読んでいると、本当にいたたまれない気持ちになるものも多い。事例はすべて出版時点の1985年以前のアメリカのものだけだが、失敗のあり方というものは、国は変われども、時代は変われども、ほとんど何の変化もない。つまり、人間というものは、ほとんど何も学習していないということがよくわかる。だからこそ、本書に収録された失敗例こそ、何度も繰り返し読んでおくことが必要なのだ。失敗例を「反面教師」として自分のなかに刻みつけねばならない。

 とはいっても、自分自身の過去の投機(=投資)行動を振り返っても、この本に書かれた「公理」をすべて実行するのは実に難しいことは認めざるを得ない。私がいまだに金持ちになっていないのは・・・

 投機(=投資)の知恵とは、まさに人生の知恵そのものである。



<初出情報>

■bk1投稿「人間心理に精通した米国人投機家が書き記した「投機の箴言集」。これはまさに人生の知恵そのものだ」投稿掲載(2010年3月2日)




<書評への付記>

スイスの銀行家の「したたかさ」について

 大胆にリスクは取るが大損は絶対出さずに、機敏に手堅く運用、一言でいってしまえば、こんな感じだろうか。

 このどこがいったい「スイス銀行家の教え」なのかといえば、著者の父親が、欧州の国際金融都市チューリヒに生まれたスイス人で、巨大金融機関スイス銀行(SBC:Swiss Bank Corporation、現在は UBS:Union Bank of Switzerland)のニューヨーク支店長だったことにある。
 しかもその父親は、著者にとっては銀行家として偉大だったというわけではなく、投資=投機のプロとして偉大だったのだ。いわゆる「チューリヒの小鬼(グノーム)」の一人として。

 SBC(・・現在はUBS)といえば、知っている人はあまり多くないだろうが、破綻して国有化された長銀(=日本長期信用銀行:LTCB)が、破綻回避ののための秘策としてラストリゾートとして、1998年にアライアンスを組んだ相手こそ、この SBC だったのだ。
 結論としていえば、アライアンス実行中にもう一つのスイスの銀行 Swiss Union Bank と合併して UBS となった SBC には、骨の髄まで吸い尽くされたのである。私は、たまたま長銀の関連会社であるコンサルティング会社に、コンサルタントとして勤務していたので、この一連の経緯はつぶさに観察することができた。いまから12年も前の話になる。
 その当時から、私は同僚との会話で、スイスというものに誤ったブランドイメージ、つまり日本人の一方的な思い込みを投影していたのではないか、というような内容の話をしたことを覚えている。1998年当時にはすでに『民間防衛』という本の存在をしっていたからだ。したたかなスイス人銀行家の手にかかれば、日本の銀行なんて、赤子の手をひねるようなものだったのではないか、と。

 「長銀破綻関連本」は、私は出版されたものを含めて、ほぼすべてを収集して目をとおしているが、一番の当事者であった、当時の頭取の大野木氏には、無罪が確定したことでもあり、時期をみてメモワールを発表していただきたいものである。
 SBC とのアライアンスについては、部分的に書かれているが、真相を一冊にまとめた文献はない。直接の当事者以外の周辺情報しかないので、核心については依然として不明だが、外部から取材活動をつうじて客観的な評価を行った文献を参考のために3冊だけ挙げておく。

セイビング・ザ・サン-リップルウッドと新生銀行の誕生-』(ジリアン・テット、武井楊一訳、日本経済新聞社、2004)第7章~第9章参照。・・この本は品切れ増刷りなし。
Gillian Tett, Saving the Sun: How Wall Street Mavericks Shook Up Japan's Financial World and Made Billions, Harper, 2003 ・・2004年にはペーパーバック版がでて現在でも入手可能。私は米国版のハードカバーで読んだ。
レクイエム-「日本型金融哲学」に殉じた銀行マンたち-』(伯野卓彦、日本放送出版協会、2007)・・
長銀破綻の真相を取材したNHKのチーフ・プロデューサーによるドキュント・ノンフィクション。Ⅷ章「外資からのレッドカード」を参照。
 長銀はなぜ敗れたか』(竹内 宏、PHP研究所、2001)・・帯には「老獪な外資、世間知らずの邦銀-シナリオを描いたのは誰か? 引き金を引いたのは誰か? 元・長銀総研理事長がいま明かす、老舗銀行崩壊のドキュメント!」とある。
 銀行内部にはいても、直接の当事者ではなかったからこそ書ける内容である。第4部第3章「長銀の起死回生策」参照。

 長銀(LTCB)が スイス銀行(SBC)と結んだ資本提携は、竹内氏の前掲書によれば以下のようなものである(P.183)。

1. 相互に発行済み株式の3%を持ち合う
2. 資金を調達して自己資本に充当する。その際スイス銀行が、長銀が発行する優先株や劣後債を引き受け、2,000億円の資金調達に全面的に協力する
3. 投資銀行的な機能を持つ長銀 SBC ウォーバーグ証券を、対等の立場で設立する
4. 長銀投資顧問に SBCブリンソンが50%を出資して合弁の投資顧問会社にする

 交渉にあたった長銀サイドの首脳陣は、きわめて楽観的な見通しを持っていたようだが、これはまさに英語で言う wishful thinking であったとしか思えない。追い詰められてワラをもすがるという状況だったのだろうと、同情の気持ちもなくはないが、スイス銀行が救世主のように見えたのは、日本人的な一方的な甘い思いこみなのではないかという感じは、その当時も多くの関係者がもったはずである。
 案の定、長銀サイドの浮き足立っていた足元はスイス銀行側に完全に見破られていたようだ。資本提携前のデュー・ディリジェンス(Due diligence)の結果、SBC側は長銀のグループ会社向けの巨大融資が引当金不足であることを問題にし、いいとこ取りされた結果と終わったのである。
 すなわち、大企業を中心とした優良顧客リストをもっていかれたうえに、資本提携も実施されず、合弁子会社である長銀ウォーバーグ証券は実質的に乗っ取られ、しかも市場で長銀株を空売りされるなど、踏んだり蹴ったりの状態になった。また、証券子会社に移籍した長銀マンは、使い捨てにされたのであった。

 世間では、竹中平蔵と投資銀行ゴールドマン・サックスと企業再建ファンドリップルウッドばかりが話題になるが、本当にしたたかで抜け目がなかったのは、米国の投資銀行でもファンドでもなく、むしろスイスの銀行であったのである!!
 リップルウッドを「ハゲタカ」とレッテル貼りすることで、多くの日本国民は溜飲をさげたようだが、確かに日本国民の税金を投入して救済した旧長銀(現在の新生銀行)で、彼らがボロ儲けしたことは確かだが、私にいわせれば、スイス銀行のほうがよっぽどしたたかで、「ハゲタカ的」だというべきだと思う。
 しかし、これが世界の金融ビジネスというものである。日本の銀行があまりにも、世間知らずのお人好しであったとしかいいようがない。カモとして徹底的に骨までしゃぶり尽くされた、というべきだろう。
 こういう面も含めて、欧州の、いやスイスは、元スイス大使・國松孝次氏の著書『スイス探訪』の副題を借りれば、まさに「したたかなスイス人のしなやかな」ビジネスのやり方を垣間見る機会になったのであった。

 UBS(旧SBC)は、2007年のサブプライム問題に端を発する金融危機で大損を出して苦境に立たされている。金融危機の深刻化を背景に、2008年にはスイス政府より自己資本注入と不良資産買取を受ける事態となっているわけだが、「因果は巡る」ともいうべきか。UBS はさらに、秘密口座巡っては米国の金融当局といろいろもめていたことも記憶に新しい。
 とはいえ、長銀を食いつぶた日本進出計画は成功し、いまでは何事もなかったかのように日本に定着しているのは、お見事というしかない。ただし、金融の世界は「一寸先は闇」、いつまでもこういい切れるかどうか、なんともいえない。

 ちなみに、広瀬 隆赤い楯 下-ロスチャイルドの謎-』(集英社、1991)には、第3章 14 スイス銀行の金庫、という章がある。
 例のごとく、陰謀論めいた書きぶりであるが、興味のある人は目を通してみたらいいだろう。真偽については私にには何ともいえないが、このようにスイスを見る見方もあり得る、という意味において。偏った見方ではあるが。この意味では、黒いスイス』(福原直樹、新潮新書、2004)も同様である。
 ついでだから、松本清張の小説もあげておこうか。『聖獣配列 上下』(新潮文庫、1988)は、米国とスイスのからんだ国際謀略サスペンスである。ずいぶん昔に読んだので細かい中身は覚えていないが、スイスの銀行秘密口座の番号がカギになった小説で、本格的な内容といってよい。小説ではあるが、そうとうな調査を行って書いているので、ある程度までは真実もあるのだろう。
 もちろん小説であるから、純粋にエンターテインメントとして楽しむのがスジではあるが。現在は新潮文庫版は品切れ、聖獣配列 上下-長篇ミステリー傑作選-』(文春文庫、2009)と題して、再販されている。


SBC ウォーバーグ証券をめぐるあれこれ

 ところで、提携交渉の際の、SBC 在日代表は日本通のイタリア人銀行家ヴィットリオ・ヴォルピであった。ジリアン・テットの『セイビング・ザ・サン』第8章「スイスの賭け」にはヴォルピ氏のコトバが引用されている。

長銀の高潔な行員たちはそこまでがんばったが、システムのために身動きがとれなくなった。日本人には、あらゆる犠牲を払って同族を守るという悪弊がある。イタリアやアメリカでは犯罪的と見なされるようなことも、日本では仲間を守るためにやるのであれば悪くないと見なされる。(日本語訳 P.150)

 ヴォルピ氏の著者はこのブログでも一度紹介している。イエズス会士ヴァリリャーノの布教戦略-異文化への「創造的適応」でヴォルピ氏の著書2冊を紹介してある。米国とは異なる、欧州流の洗練されたアプローチについて知ることのできる本である。

 S.G.ウォーバーグ証券は、英国の老舗マーチャントバンクであったが、スイス銀行に買収されて SBC ウォーバーグとなっていた。「金融ビッグバン」による「ウィンブルドン化」などという表現が一世を風靡していた頃の話である。
 SBC ウォーバーグは、さらに長銀と合弁することにより、長銀SBCウォーバーグとなったが、のちに UBS 証券となってウォーバーグの名前も消えてしまった。UBS のサイト(日本語版)に、度重なる合併によって警世された UBS の歴史が掲載されている。

 英語読みのウォーバーグ(Warburg)は、ドイツ語ではワールブルクである。ハンブルクのユダヤ系銀行家
一族からは、有名な美術史家アビ・ワールブルクがでている。かの有名なワールブルク文庫を残した学者である。
 ちなみに、晩年の白洲次郎が S.G.ウォーバーグ証券の「顧問」となっていたことは、風の男 白洲次郎』(青柳次郎、新潮社、1997)に記されている。S.G.ウォーバーグ証券の創業者ジグムント・ウォーバーグとの個人的友情から引き受けたものらしい。ジャック・アタリが執筆した、S.G.ウォーバーグ証券の創業者ジグムント・ウォーバーグの伝記 Un homme d'influence, 1985 には、白洲次郎の名前が2回でている。白洲次郎が野村證券を紹介した、とある。
 白洲次郎が亡くなったとき、S.G.ウォーバーグ社は「白洲ライブラリー」の名前で、ケンブリッジ大学に日本学関連の膨大な図書を寄贈した、という。
 しかし、この本がでたのは1997年、翌年の長銀破綻の前であった。いまや、ウォーバーグ証券の名も、長銀の名もすでに世の中にはない。

 諸行無常、というべきか。



『マネーの公理』(The Zurich Axioms)詳細目次

はじめに 公理とは何か、どこからきたのか
第一の公理:リスクについて――心配は病気ではなく、健康の証である。もし、心配なことがないなら、十分なリスクをとっていないということだ
 ・副公理Ⅰ:いつも意味のある勝負に出ること
 ・副公理Ⅱ:分散投資の誘惑に負けないこと
第二の公理:強欲について――常に、早すぎるほど早く利食え
 ・副公理Ⅲ:あらかじめ、投機からどれだけの利益がほしいのかを決めておけ。そして、それを手に入れたら、投機から手を引くのだ。
第三の公理:希望について――船が沈みはじめたら、祈るな。飛び込め。
 ・副公理Ⅳ 小さな損失は、人生の現実として甘んじて受けよ。大きな利益を待つ間には、何回かそういう経験をすると考えろ。
第四の公理:予測について――人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかると言う人を、たとえわずかでも信じてはいけない。
第五の公理:パターンについて――カオスは、それが整然と見え始めない限り、危険ではない
 ・副公理Ⅴ:歴史家の罠に気をつけろ
 ・副公理Ⅵ:チャーティストの幻想に気をつけろ
 ・副公理Ⅶ:相関と因果関係の妄想に気をつけろ
 ・副公理Ⅷ:ギャンブラーの誤謬に気をつけろ
第六の公理:機動力について――根を下ろしてはいけない。それは、動きを鈍らせる
 ・副公理Ⅸ:忠誠心やノスタルジーといった感情のせいで、下落相場に捕まってはいけない
 ・副公理Ⅹ:より魅力的なものが見えたら、直ちに投資を中断しなければならない
第七の公理:直観について――直観は、説明できるのであれば信頼できる
 ・副公理XI:直観と希望を混同するな
第八の公理:宗教とオカルトについて――宇宙に関する神の計画には、あなたを金持ちにすることは含まれていないようだ
 ・副公理XII:もし、占星術が当たるのであれば、すべての占星術師は金持ちであろう
 ・副公理XIII:迷信は、追い払う必要はない。もし、適当な場所に置いておけば楽しめる
第九の公理:楽観と悲観について――楽観は、最高を期待することを意味するが、自信は、最悪の場合にどのように対処するか知っていることを意味する。ただ単に楽観的というだけで行動してはならない。
第十の公理:常識について――多数派の意見は無視しろ。それはおそらく間違っている
 ・副公理XIV:投機的流行を決して追うな。往々にして、何かを買う最高のときは、誰もそれを望まないときである
第十一の公理:執着について――もし最初にうまくいかなければ、忘れろ
 ・副公理XV:難平(ナンピン)買いで悪い投資を何とかしようとするな
第十二の公理:計画について――長期計画は、将来を管理できるという危険な確信を引き起こす。決して重きを置かないことが重要だ
 ・副公理XVI:長期投資を避けよ


 これを読んだだけで金持ちになるということはありませんし、またこの教えにしたがって投資活動を行っても、あなた自身の自己責任であることは、いうまでもありませんよ(笑)。








(2012年7月3日発売の拙著です)








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