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2011年1月3日月曜日

「初めは処女の如く、後は脱兎の如し」(孫子)




 年明け早々ですが、孫子の兵法からお話をさせていただきます。

 孫子にはウサギについて語った一節がある。

初めは処女の如く、後は脱兎の如し(始如処女、後如脱兎)

 脱兎と書いてダットと読む。

 かつてダットサンという軽トラックがあり、1990年代の初頭でも米国では DATSUN のロゴマークの入った軽トラを多数見ることができた。クチの悪い日本人は「ダツン」と読んでいたが。
 いまでは DATSUN の文字は NISSAN に取って代わられてしまったので、滅多に見ることもないだろう。


初めは処女の如く、後は脱兎の如し(始如処女、後如脱兎)

 正確にはこうある。

是の故に初めは処女の如くにして、敵人、戸を開き、後は脱兎の如くにして、敵人、拒(ふせ)ぐに及ばず
是故始如処女、敵人開戸、後如脱兎、敵不及拒(九地篇第十一)

 岩波文庫版の金谷治訳注(旧版)では以下のように訳されている。

こういうわけで、はじめには少女のように[もの静かに]していると、敵の国では油断してすきを見せ、後には脱走する兎のように[はげしく攻撃]すると敵の方では防ぐこともできないのである。

 同じ訳注者による新訂版(2000年)では以下のようになった。

こういうわけで、はじめには少女のように[もの静かに]していると、敵の国では油断してすきを見せ、その後、脱走する兎のように[するどく攻撃]すると、敵の方ではとても防ぎきれないのである。

 脱兎の攻撃の仕方が「はげしく」か「するどく」かは、ニュアンスの問題であり、原文からはわからない。日本語現代訳に引きづられることなく、「脱兎」から想像できる文言を、読者自身が補えば問題はないだろう。

 要は、ダッシュする脱兎(ダット)の勢いとスピードである。

英語版では以下のように訳しているものがある。

For this reason at first be like a virgin at home; later, when the enemy opens the door, be like a fleeing rabbit. The enemy will be unable to withstand you.

 この行動は野生動物の行動そのものの模写であろう。
 「細心かつ大胆」な行動こそ、生きのびるための智慧であり、行動基準である。
 中国拳法には、蛇拳や鶴拳など、動物の行動を模写した技法も少なからずある。観察のたまものである。

Be like a fleeing rabbit !

 脱兎のごとく生きよ!





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(2014年3月4日 項目新設)
(2014年8月9日、26日 情報追加)





(2012年7月3日発売の拙著です)







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