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2015年8月29日土曜日

映画 『八月の鯨』(米国、1987)は、高齢化が進む現在の日本でこそ見るべき映画


映画 『八月の鯨』(The Whales of August)が米国で公開されたのは1987年、いまから28年前のことである。

翌年の1988年に岩波ホールで公開された当時、印象的なタイトルとともに話題になっていた記憶がある。だが結局、見に行かないまま上映は終わってしまった。もし見に行っていたとしても、当時まだ20歳代前半だった自分には、この映画の味わいは理解できなかっただろう。

もちちん、50歳代に入った2010年代後半のいまだからといって、理解できるという自信はない。だが、なんとなくわかりつつあるというべきかもしれない。これが今回はじめてDVDで視聴してみての感想だ。

それぞれ配偶者をなくしてから共同生活をしてきた老姉妹の、けんかしながらも助け合いながら生きていく日々を描いた作品である。彼女たちを取り巻く人間関係とのからみで映画は進行するが、とくに劇的な盛り上がりがあるわけではない。登場人物はいずれもシニア世代の人たちである。

老姉妹を演じるのは、それぞれ90歳と79歳のハリウッドを代表する名女優。目が不自由で、頑固で気難しい90歳の姉はリリアン・ギッシュ、そんな姉を献身的に支えてきた妹の79歳はベティ・デイビスが演じている。リリアン・ギッシュはトーキー時代から映画に出演していた。映画史とともに生きてきたような人だ。

人間とかく年をとると頑固になりがちだが、演技なのだが演技と感じさせない自然体の演技と役者魂にはまったく脱帽する。リリアン・ギッシュの姉ぶり、ベティ・デイビスの妹ぶり、じつの姉妹のような気がしてくるのだ。

アメリカ東海岸はメイン州の島が舞台。そこに建てられてから半世紀以上の木造家屋がいい味を出している。

そこで毎年8月に見てきたのが沿岸にまでやってくる鯨。二つの世界大戦時には目撃されたのは鯨ではなく敵国の潜水艦であったが、少女時代のホエール・ウォッチングが姉妹の共通の思い出の象徴なのである。回想のすべてはそれから連想される。

老齢となった彼女たちに、8月の鯨は見えたのだろうか? 主人公たちの身になって、老人の心理を追体験することは、いまだ老人にはなっていない世代にとっての、よきシミュレーションとなるかもしれない。

静かな感動。あたたかい雰囲気に満ちた映画である。






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(2012年7月3日発売の拙著です)










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