(波打ち際に打ち上げられたクラゲ 筆者撮影)
本日、ひさびさに海を見たくて海を見に行ってきた。東京湾内の三番瀬。千葉県船橋市のビーチ。潮が引いて干潮の状態だ。
波打ち際に打ち上げられている物体X。直径25cmくらいの円盤状。靴先でひっくり返してみると、弾力的でけっこうな質感のある透明なゼラチン質のかたまり。
クラゲだな! まだ7月なのに、もうはやクラゲか!
(船橋市の三番瀬は東京湾内 筆者撮影)
円盤状で、弾力性のあるゼラチン質のかたまりがクラゲ。英語で jellyfish というのは、なるほどと思う。透明なゼリーのようだからだ。
そもそもクラゲには骨がない。だからサカナではない。だが、英語の fish はサカナとは限らない。水生生物一般を指した表現だ。
(波打ち際に打ち上げられたクラゲ 筆者撮影)
クラゲは古事記にも登場する大和言葉の日本語。漂うことを示した表現として使われている。これに対して jellyfish は、まったく詩的ななニュアンスがない即物的な表現。
この違いが興味深い。
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