雨露に濡れた「つゆくさ」。9月でも「つゆくさ」。
「つゆくさ」の「つゆ」は梅雨ではありません。露(つゆ)の草、です。露草です。
「つゆくさ」もまた、朝咲いて昼にはしぼんでしまう「あさがお」と同様、「露(つゆ)の命」だからそう名付けられたという説もあります。儚さ(はかなさ)の象徴でもありますね。
「つゆくさ」は日本も含めた東アジアが原産地。だから『万葉集』以来、日本人に親しまれてきました。『万葉集』では「つきくさ」(月草)とされているようです。
(置かれた環境次第でこんなに高く伸びて花を咲かせることもある)
「つゆくさ」は6月から9月まで咲いています。「雑草」とされてますが、どこにでも咲いている可憐な花です。見かけたらぜひ足を止めて、「つゆくさ」を見てほしいものです。
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