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2012年9月28日金曜日

賢者が語るのを聴け!-歴史小説家・塩野七生の『マキアヴェッリ語録』より




『マキアヴェッリ語録』(塩野七生、新潮社、1988)に、こういう一節があります。まずは引用から。

自らの安全を自らの力によって守る意思をもたない場合、いかなる国家といえども、独立と平和を期待することはできない。
なぜなら、自ら守るという力量(ヴィルトゥ)によらずに運(フォルトゥーナ)にのみ頼るということになるからである。

これはマキアヴェッリの『君主論』(Il Principe)にでてくるコトバです。

ここ最近の「尖閣諸島」やその他の国境の島々をめぐる紛争をみていると、まさに15世紀から16世紀のイタリアで活躍した政略家マキャヴェッリに見透かされているという感にとらわれますね...

たとえ日米同盟によって尖閣が米軍出動の適用範囲であるといっても、自国の領土を自らの意思によって守り抜くというのは最低条件。でないと、米国といえども助けてくれないでしょう。

「自らの安全を自らの力によって守る」ことをしない限り、「独立と平和は維持できない」と、すでに16世紀の政略家が言い切っているのです。

「性悪説」の立場に立っているマキアヴェッリは、いわば「悪の論理」からの人間洞察を示しているのですが、人のうえに立つ人は当然のことながら、『君主論』は戦略論として、人間学の教科書として必読書であると確信いたします。

『マキアヴェッリ語録』には、その『君主論』以外にも、『政略論』、『フィレンツェ史』、その他の論考や手紙から引用されています。

全体の構成は三部構成で、引用文は「第一部 君主篇」、「第二部 国家篇」、「第三部 人間篇」に整理されています。いずれも塩野七生自身によるイタリア語からの日本語訳です。

塩野七生の『我が友マキアヴェッリ-フィレンツェ存亡-』によれば、マキャヴェルリ自身が、書物をつうじて古人とつねに対話していたとあります。自らの観察や経験を、知識でもって整理し体系化したわけですね。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」わけですから!









<ブログ内関連記事>

『次の10年に何が起こるか-夢の実現か、悪夢の到来か-』(Foresight編集部=編、新潮社、2000) - 「2010年予測本」を2010年に検証する(その2)
・・特別インタビュー① 塩野七生-「日本再生のためにローマ人から何を学ぶか」から、塩野七生のコトバを抜粋して引用してあるので再録しておこう。「ルネサンスというのは、価値が崩壊した時期の人間が次の価値をどう生み出そうかという運動でした。・・(中略)・・そのルネサンス精神を基盤にして西欧文明が出来上がってから500年がたった。その最後の20世紀末にわれわれはいる。そして再び価値観の崩壊という危機にわれわれは直面しているわけですね。ある意味で、500年続いたルネサンス人の時代も終わりを迎えたとも言えます」。

書評 『日本人へ リーダー篇』(塩野七生、文春新書、2010)

600年ぶりのローマ法王退位と巨大組織の後継者選びについて-21世紀の「神の代理人」は激務である

ノラネコに学ぶ「テリトリー感覚」-自分のシマは自分で守れ!
・・このブログ記事で引用したマキャヴェッリの名言を地で行っているがノラネコだ!

(2016年12月1日 情報追加)



(2012年7月3日発売の拙著です)





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