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2014年1月4日土曜日

ハンガリーの大平原プスタに「人馬一体」の馬術ショーを見にいこう!

(騎馬遊牧民の雄姿を見よ!)

ハンガリーが好きで、すでに2回訪れている。1999年と2006年の2回である。

もちろんドナウ川をはさんだツインシティーであるブダとペシュト(=ペスト)の美しさは比類ないものだ。さすが、ブダペシュト(=ブダペスト)はウィーンとならんでオーストリア=ハンガリー二重帝国の首都だっただけある。文化的な香りもすばらしい。

日本では英語風にハンガリーというが、ハンガリー人じしんはマジャールと言っている。マジャール人はアジアからやってきた騎馬遊牧民の末裔なのである。だから日本と同様に名前は姓が先で名があとにくる。住所表記も英語式とは反対である。ただし、キリスト教を受け入れてすでに千年、文明圏としてのヨーロッパの一員である。しかも混血が進んでいるので見た目だけではアジア風ではないのだが。

そんなハンガリー本来の姿を知りたければ地方にいくに限る。すべてを回ったわけではないが、地方都市のケチュケメートとその近くのプスタという大草原はハンガリーならではのものである。

ここで見ることができるのが馬術ショー。騎馬遊牧民の末裔であるハンガリー人の馬とのかかわりをつぶさにみることができるのだ。


プスタの馬術ショーは何度でも見たい

まずは、二頭立ての馬車でプスタの大草原をめぐってみよう。なんのへんてつもない大草原がひろがっているのだが、これがハンガリーなのだということを体感できるはずだ。



馬術ショーは常設の会場で行われる。まさに「人馬一体」! このような人と馬の関係は日本では見られないものだ。






究極の曲乗り! 複数の馬のうえに立って全速力で疾走! まさに勇壮そのもの!



馬術ショーが終わったあとは、フィドルの演奏でハンガリー民謡を聴きながら、グヤーシュなどのハンガリー料理を堪能するセットになっている。ブダペシュトではホテルで各種の旅行商品を扱っているのでそこで申し込めばよい。英語のツアーなら比較的安く参加できる。


ハンガリー産の白馬

プスタでは白馬を見ることはできなかったが、ハンガリー産の白馬は日本とは縁が深い。

昭和天皇の白馬はハンガリー産だったということは、ハンガリー人は知っていても日本人は忘れている事実だ。2回目にハンガリーを訪れたとき、たまたま会話したハンガリー人男性がその話題をふってきたが、これは情報の非対称性を意味しているのだろうか。馬を介した日本とハンガリーの「見えないつながり」である。

2つの世界大戦をドイツの同盟国として戦ったハンガリー。その結果、領土が大幅に削減されてしまったが、戦前のハンガリーには「トゥラニズム」(=ツラニズム)という一種のアジア主義があったこともすっかり忘れ去られていることであろう。

馬関連の話題に戻すが、『馬の世界史』(本村凌二、中公文庫、2013、講談社現代新書 2001)によれば、ヨーロッパにおける馬車の発展はハンガリーに負うことが多いのだという。

現在では長距離乗り合いバスや客車のことをコーチ(coach)というが、もともと四輪馬車を意味するコトバである。このコーチはハンガリーの村落コチュ(Kocs)に由来するらしい。前輪を後輪よりも小さくすることによって高速化を可能にしたのという。

このように、アジアに起源をもつとはいえ、すでに千年前にキリスト教を受け入れたハンガリーはヨーロッパ文明そのものである。プスタの馬術ショーの前に立ち寄るケチュケメートはピンク色の建築物が美しい。




ハンガリーについてはまだまだいろいろ書きたいことも多いのだが、今回は午年(うまどし)の年初なので馬関連にしぼって書いてみることとした次第。

ウィーン・ブダペスト・プラハという中東欧の「三都市物語」を核にしたパッケージツアーが多いようだが、ぜひハンガリーに行くのならプスタまで足をのばして「馬術ショー」を見に行ってほしいと思う。






<ブログ内関連記事>

馬関連

書評 『馬の世界史』(本村凌二、中公文庫、2013、講談社現代新書 2001)-ユーラシア大陸を馬で東西に駆け巡る壮大な人類史
・・馬車(コーチ)はハンガリーのコチュという村落にたどりつく

書評 『モンゴル帝国と長いその後(興亡の世界史09)』(杉山正明、講談社、2008)-海洋文明国家・日本の独自性が「間接的に」あきらかに
・・モンゴルはハンガリーまで攻め込んだ

「下野牧」の跡をたずねて(東葉健康ウォーク)に参加-習志野大地はかつて野馬の放牧地であった

陸上自衛隊「習志野駐屯地夏祭り」2009に足を運んでみた
・・第一空挺団は戦略部隊 もともとは騎兵隊であった

書評 『秋より高き 晩年の秋山好古と周辺のひとびと』(片上雅仁、アトラス出版、2008)--「坂の上の雲」についての所感 (5)
・・日本騎兵隊の父・秋山好古!


ハンガリー関連

ハンガリー難民であった、スイスのフランス語作家アゴタ・クリストフのこと

映画 『悪童日記』(2013年、ハンガリー)を見てきた(2014年11月11日)-過酷で不条理な状況に置かれた双子の少年たちが、特異な方法で心身を鍛え抜きサバイバルしていく成長物語
・・アゴタ・クリストフ原作の映画化

ハンガリー映画 『人生に乾杯!(2007年)

ウニクム(unicum)は、ハンガリーの "養命酒" で "国民酒"

「地下鉄博物館」(東京メトロ東西線・葛西駅高架下)にいってみた
・・欧州大陸での地下鉄第一号は意外なことにパリではなく、ハンガリーのブダペスト

西日本に集中している「路面電車の走る城下町」-路面電車関連の新書本を読んで高齢化社会日本の「未来型都市交通」について考える
・・ブダペシュトの路面電車の写真あり

書評 『漢字が日本語をほろぼす』(田中克彦、角川SSC新書、2011)-異端の社会言語学者・田中克彦の「最初で最後の日本語論」
・・田中克彦が言及している「トゥラン文化圏」について簡単に触れておいたので参照していただけると幸いである

(2014年11月25日、2015年10月6日 情報追加)






(2012年7月3日発売の拙著です)





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