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2022年11月21日月曜日

書評『創価学会』(田原総一郎、毎日文庫、2022)ー 「なぜこれほど強靱なのか」という部外者であれば誰もが抱く疑問への解答ではあるが・・

 
リアル書店の店頭で平積みになっていた『創価学会』(田原総一郎、毎日文庫、2022)という本に目が行って、手にとってパラパラとやってみた。 

ほお、田原総一郎氏が「創価学会」について書いているのか、それはどんな内容なのか興味があるな。そいえば、ずいぶんむかしに『電通』という本を読んだな。たまには田原総一郎氏のノンフィクションも読んでみるのもいいかも。というわけで購入して読んでみた。 

文庫本で400ページ以上のボリュームのある本だが、一気に読んでしまった。といっても、2日にわけてだが。 

1930年の創価学会の草創期から、単行本出版の2018年までをカバーしている。なんといっても田原氏の強みは、創価学会が急拡大期にあった1964年から、半世紀以上にわたって取材をしてきたことにある。池田大作氏にも2回会ってインタビューしているという。 

帯にあるように、創価学会という宗教教団が、「なぜこれほど強靱なのか」という問いは、部外者であれば、誰もが抱くものであろう。もちろん、わたしもそうだ。 

度重なるバッシングや危機を乗り越え、日本では頭打ち状態とはいえ、いまなお世界に拡大中である。巨大化した宗教教団というものは、みなそんな歴史をもっているが、創価学会をケーススタディとして考えれば、興味は尽きない。  

好き嫌いは別にして、純粋に知的好奇心の対象としてみたら、創価学会という存在は興味深い。なぜなら、過去の遺物ではないからだ。現在進行形の組織だからだ。 

ただし、創価学会を批判的に見ている人にとっては、物足りないかもしれない政治と宗教の関係については言及はあるが、宗教とカネにかかわる話がいっさい出てこないからだ。田原氏に関心がないのか、それともあえて突っ込まないのか。書かないだけか。

もちろん、一挙手一投足が露わになってしまうTVメディアと活字メディアの違いはある。だが、なるほど出版社が毎日新聞社であれば、そういうものかな、と。ここらへんは、わかる人にはわかる話であろう。 


目 次
はじめに
第1章 創価学会の誕生(1930年代~1940年代) 
第2章 創価学会の拡大と救済論(1950年代) 
第3章 政治進出と池田大作の会長就任(1950年代~1960年代) 
第4章 「言論・出版問題」と創価学会の近代化(1970年代前半) 
第5章 第一次宗門問題の真相(1970年代後半~1980年代) 
第6章 第二次宗門問題と「平成の宗教改革」(1990年代) 
第7章 公明党の連立政権参加とその舞台裏(1990年代~2000年代) 
第8章 世界宗教への道程と挑戦 
第9章 特別インタビュー 原田稔会長に聞く
おわりに


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